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白夜の大岩壁に挑む

白夜の大岩壁に挑む 〜クライマー山野井夫婦〜
以前にNHKで放映された番組だ。もう一度見たくなったのでDVDを購入し、同時に書籍も購入した。山野井夫婦といえば、山の世界を知っているひとなだ誰しもが一度は聞いたことがある人物だと思い。身近なところでは山岳雑誌「岳人」にデジカメ日誌を連載している。
内容はこの「白夜の大岩壁に挑む」からも想像できるように、グリーンランドの未踏の岩壁に挑んだものだ。山野井夫婦とえば、ギャチュン・カンで下山途中に雪崩に襲われ生死の境をさまよいながら、奇跡の生還を果たしたことでも知られている。凍傷で手足の指をなくしたが、残った身体機能を使ってリハビリとトレーニングを重ね、この大岩壁に挑んだというもの。
映像も書籍もストーリーは同じ内容だったが、リアルな映像よりも書籍の方が夫婦の息遣いが良く伝わってきたように思う。夫のようは日常の生活においても、四六時中クライミングのことが頭から離れないようだが、妙子さんの方は日々の自給自足的な生活に幸せを感じるような生きた方をしている。しかし岩に張り付くとクライマーになる。グリーンランドの大岩壁に挑もうと思い立ったのは泰史さんだと思うが、その夢にさりげなくお供する妙子さんはすごい。夫に全幅の信頼を寄せているからこそなのだろう。

山のサイト「山の手帳」をリンク

kniferidge&monchanご夫婦の山歩きです。1992年からご夫婦で山歩きは始められたそうで、百名山後は、主にクライミングやバリエーションコースに挑戦されているようで、情報も詳しくバリエーションの山行時には大変お世話になっており、リンクの依頼をさせていただいたところ、快くご承諾いただきました。

剱岳登山計画書

剱岳登山計画書

8月13日 立山(6:00)〜美女平〜室堂(7:20)〜雷鳥坂〜別山乗越(11:00)〜剱沢野営場(12:00)
8月14日 剱沢野営場(3:30)〜剣沢雪渓〜長次郎の出合(4:30)〜八ッ峰Ⅴ・Ⅵのコル(6:30)〜八ッ峰の頭(9:30)〜池の谷乗越(10:00)〜長次郎の頭〜剱岳(11:00)〜前剣〜剱沢野営場(16:00)
8月15日 剱沢野営場(6:00)〜別山乗越(7:00)〜室堂(9:30)〜立山(11:00)

八ツ峰上半部ルートガイド(所要時間3〜4時間)
(1)5・6のコル → 6峰 (Ⅱ+程度) 確保なしでどうでしょうか?
   右に向かって延びるバンドをたどり,三の窓側のスラブ状の岩を登る。
   傾斜は強くないが,浮き石が多いので落石注意!
   残置ロープは信用しない

(2)6峰 → 6・7のコル
   6峰は双耳峰(Dフェースの頭,Eフェースの頭)で,
   Dフェースの頭からの下りは懸垂支点があるがクライムダウンできる
   Eフェースの頭からは懸垂かクライムダウン。懸垂支点は頭と一段下にあり,
   頭からだと50mロープ,一段下からだと30mロープでよい。

(3)6・7のコル → 7峰 確保なし
   尾根通しに登る。少ピークを連ねた岩稜。
巻き道がありクレオパトラニードルへ続くので注意

(4)7峰 → 7・8のコル
   三の窓側に懸垂支点がある。30mの懸垂下降(50mロープ2本)。
   あるいは,長次郎側をクライムダウンすることも可能。

(5)7・8のコル → 8峰 確保する。
   三の窓側からやや回り込むようにして凹角を目指す。傾斜が強いので確保で登る。
   傾斜が緩むと左右が切れ落ちたナイフリッジで,このあたりが八ツ峰のハイライト

(6)8峰 → 八ツ峰の頭とのコル
   中間テラス(支点がある)を挟んで,2回懸垂。
   ロープ2本で1回懸垂でもいいが,回収失敗の恐れあり。

(7)八ツ峰の頭とのコル → 八ツ峰の頭  確保なしでどうでしょうか?
   長次郎側に見えるガリーがルート。右上して正面の壁を登る。ホールドが豊富。
   長次郎側に池の谷乗越へ向けての巻き道がある。

(8)八ツ峰の頭 → 池の谷乗越
   池の谷ガリーに向かって40mの懸垂下降
   この斜面は岩が非常に脆く落石には要注意!
   ガリーに人がいないか確認,ロープ回収時も注意。

八ツ峰下半部ルートガイド(所要時間4〜5時間)
(1)長次郎谷から1・2峰間ルンゼを詰める 
   所要時間1時間20分、標高差400m
   左手のスラブ帯の下にある2つの岩屋が目印
   八ッ峰縦走の最初の核心ともいえる
   1・2峰間のコルは狭い

(2)1・2間のコル → 2峰
   ハイマツ混じりのスラブ
   2峰からの下りは、長次郎側へ下ってから、25m懸垂下降すると、2・3のコルへ
   

(3)2・3のコル → 3峰
   ハイマツ帯のスラブを尾根にそって登る。
3峰からの下りは、岩壁の中央を20m懸垂下降。

(4)3峰 → 4峰
   スラブをつなぐ、快適な登攀
   4峰からは三の窓側へ40mの懸垂下降
   急なガリー内に降り立つので注意。着地点からはコルへの登り返しはなく、
   三の窓側を巻きながら5峰を目指す

(5)5峰 → 5・6のコル
   長次郎側へクライムダウンと懸垂下降1ピッチ、
   バンドを回り込み再び懸垂下降で5・6のコルへ

* 時間があれば6峰のCフェースをやりたい

登山計画書

立山黒部アルペンルートの扇沢まで行きましたが、
雨が強くなってきたので、計画を中止しました。7月30日

7月30日(土)
岸岡町(3:45)〜川越IC〜中央自動車道〜豊科IC〜扇沢〜黒部ダム〜内蔵助平〜はしご谷乗越〜真砂沢ロッジ(8km、ー700m+930m)
7月31日(日)天候により、以下の3パターンから選択
第1案 真砂沢ロッジ(3:30)〜長次郎谷出合〜八ツ峰5・6コル〜八峰の頭〜長次郎谷の頭〜長次郎雪渓〜長次郎谷出合〜真砂沢ロッジ
* 八ツ峰5・6コル〜 八ツ峰の頭までの所要時間は2時間30分
第2案 真砂沢ロッジ(5:00)〜長次郎谷出合〜八ツ峰1・2ルンゼ取付〜 八ツ峰5・6コル〜長治郎雪渓〜長次郎谷出合〜真砂沢ロッジ 
*1・2のコルから5・6のコルまでの所要時間2時間30分
第3案 真砂沢ロッジ(5:00)〜池ノ平小屋〜小窓の頭〜池ノ平小屋〜真砂沢ロッジ
8月1日(月)
真砂沢ロッジ〜はしご谷乗越〜内蔵助平〜黒部ダム〜扇沢〜豊科IC〜川越IC

連絡先 真砂沢(まさごさわ)ロッジ 090−5686ー0100

【第1案】
ポイント1(5,6のコルから6峰の登り)
三の窓側から巻くように登る。落石注意。
長いピッチなので、ロープ2本でスタカット、リードは隊長。
この1ピッチ以降は緩やかな登りでDフェースの頭へ、

ポイント2(Dフェースの頭から三の窓側へ懸垂下降)
クライムダウンでもいける。懸垂なら20mの下降。
50mロープ1本でいけます。

ポイント3(6峰への登り)
快適に登れる。確保なし。
岩がもろいところあり。

ポイント4(6峰からの三の窓側へ懸垂下降)
懸垂は30m。
50mロープ2本を使います。

ポイント5(7峰への登り)
確保なし。
(時間なければ巻き道があり、7峰ピークをスルーできる)

ポイント6(7峰の下り)
懸垂20mとクライムダウンでコルへ降りる。

ポイント7(8峰の登り)
三の窓側へ5mほどトラバースし、そこから狭い凹角を登っていく。確保なしだが、怖かったらロープ出す。 ここは八ツ峰上半のハイライト。 70mあるので、50m2本使い、支点をとりながらの同時登攀になる
凹角を抜けると、稜線通しで8峰ピークへ。

ポイント8(8峰の下り)
懸垂で下る。
2回に分けることもできるが、時間節約のために1回で下る。
途中にギャップがある。

ポイント9(八ツ峰頭への登り)
長治郎谷側からガリーを登る。スタカットでリードは隊長。


ポイント10(池の谷側へ懸垂下降)
池の谷側へ40mの懸垂下降し、池の谷乗越へ。
ここで一般道の交わるので、落石に注意して下る。

ポイント11(池の谷乗越から本峰)
調査中です。


【第2案】

ステップ1
長次郎谷出合〜(雪渓を500m登る)〜1・2のコル 1時間
左のテラスの二つの岩やがあるのが目印
*1・2峰間のルンゼを登る
*ルンゼのと利付きで登攀具を身につける

ステップ2
1・2峰間ルンゼの登攀
*落石注意、確保なしだが、コンテで登る練習をしてもよい。

ステップ3
稜線通しのフリクションのきく岩登り、確保なしだが、
心配なら確保する。


ステップ4
2峰からの懸垂下降。長次郎谷側へ25m。
途中からコルに向かって垂直の壁になる。
ステップ5
3峰への登り。稜線通し。確保なし

ステップ6
3峰からの懸垂下降。リッジ通しに20m。

ステップ7
4峰からの懸垂下降。三の窓側へ40m。
着地点がザレたルンゼになっている。

ステップ8
5峰への登り。少し岩がもろい。

ステップ9 5峰の下降
1ピッチ目 ピナクル基部より、長次郎側に20m懸垂下降後、クライムダウン15m
2ピッチ目 狭いチムニーを10m懸垂下降後、チムニー下をトラバース
3ピッチ目 岩棚からコルへ20mの懸垂下降

登山計画書

奥穂高岳南稜(案)
◆7月24日(日)
上高地(2:00)岳沢野営場
◆7月25日(月)
岳沢野営場(0:20)南稜取付(5:00)南稜の頭(1:00)紀美子平(3:00)岳沢野営場(1:40)上高地
*下山時間が遅くなったときは、岳沢にもう1泊予定。7月26日下山
*時間にゆとりがあれば、前穂か奥穂の山頂を踏む。

天候が不安定なため、山行中止。24日
台風が寒気を引き込んでいるようで、どうも天候が安定しない。
この状態がいつまで続くか?

40万カウント通過

今週末も一日は自由になる日だったが、あいにく雨になり、前尾根でマルチピッチクライミングの機会を逃してしまった。夏の岩稜のバリエーションの備えだが、山は逃げないので、焦らずにいきたい。
今日HPのカウンタを見ると40万カウントを越えていた。40万という数字が気にならなかったわけではにが、更新意欲が続く限り数字は増えていくと思う。山を歩き始めて20年くらいになるが、その頃はたしかパソコン通信の時代だった。フォーラムに花の画像を投稿していたことが思い出される。それから数年でインターネットの時代がやってきた。そのころから始めたHPだったが、これほど長く続けられるとは思ってもみなかった。
花で始まった山歩きだったが、花を知り山を知り、このすばらしい自然を自分なりに表現したいと、写真にこだわりながら山を歩いてきた。山も写真もいつまで経っても未熟だが、やればやるほど山の奥深さを感じる。そしてクライミング。年齢に関係なく冒険心が身体のどこかに潜んでいるようだ。
さて山行記は現在612号を数えている。次なる目標は700号50万カウントか?

ハーケンとハンマー&ロープ

ハーケンとハンマーを準備した。
藤内でクライミングをしている限り、支点などはある程度管理されているので、ハーケンを使用するシーンはなさそうだが、ルートファインディングの必要なバリエーションに入るときなど、ルートミスで進退窮まったときなど、懸垂の支点作りに必要になるときがある。進退窮まるということは、スリンクも岩にかけられない状況になっているときだろう。
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アルパイン用にuttyと8.6mm50mロープを購入した。これまでは、ダブルは8mm50m、シングルは10mm50と9.5mm60mを使っていた。今年は8.6mm50mが活躍しそうだ。
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雨の日はお買い物

軽量のクランポンがほしかったので、ライフページに電話で在庫を確認し、午後から出かけて。目当てのグリベルのクランポンは、軽量化のために素材にアルミ合金を使用している。岩稜で調子に乗ってギシギシやってると、すぐに摩耗してしまうが、夏場の雪渓歩きには適している。昨年は穂高の白出雪渓をテント装備を担ぎ6本爪で登ったら、足下が不安定だった。アルプス山行はいつもそうだが、テント泊縦走となるとやはり、まず優先させるのは軽量化だ。もちろんアイゼンもその対象になり、なるべく軽いのを選びたくなる。今年の雪渓はこれで万全だろう。
しかしアイゼンだけですむわけがない。ライフページには物欲を刺激する品ばかり並んでいる。うさぎの目にとまったのは、スポルティバの登山靴だ。先週は名古屋の石井スポーツでアクを買ったばかりだが、スポルティバの黄色のマジックははまってしまった。しかも、ちょうどのサイズが棚にあり、履いてみるとベストフィット。私の場合スポルティバは若干窮屈に感じるので、冬用にかったケイランドがベストフィットだ。しかし今回は夏用として、ガルモントを履いてみたところ、まずまずのはきごこちで、軽量感もあり、石井スポーツで購入した。
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それからうさぎの目にとまったのはモンチュラのハーフパンツだ。これも購入。今年の剱と穂高などの高山は、どうやら全身ブランドで行く気らしい。
週末の雨は散財につながるのでどうもいけない。
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6月の山行

さて、2月のフクジュソウから始まった鈴鹿の山の代表的な花は終ろうとしている。例年ならこの時期は、梅雨の始まる前で、運が良ければ五月晴れに恵まれた山行ができるはずだが、今年は、一足早く梅雨が始まってしまった。しかし梅雨に関係なく、鈴鹿を離れ、雪解けを追いかけて高嶺を目指す時期でもある。白山周辺の標高千数百メートルの山が狙い目だ。昨年と一昨年は銚子ケ峰(両白山地)に登ったが今年は、少し志向を変えて、初級バリエーションルートに挑戦しようかとも思っている。もちろん登攀具を使用したアルパインスタイルで登ることになるので単独では無理だ。今年はアルプスや剱のバリエーションを予定しているので、そのためのトレーニングにもなる。また、近場でクライミングの練習などをしていると、6月が過ぎて行ってしまいそうだ。そして、6月下旬になると、キタダケソウが気になる季節だ。さて今年はどうするか、梅雨最中だが、前線の位置によっては、好天に恵まれることがある。とりあえずこの先一月の山行を思い描いているが、果たしてどんな山行だできることやら。