さて、2月のフクジュソウから始まった鈴鹿の山の代表的な花は終ろうとしている。例年ならこの時期は、梅雨の始まる前で、運が良ければ五月晴れに恵まれた山行ができるはずだが、今年は、一足早く梅雨が始まってしまった。しかし梅雨に関係なく、鈴鹿を離れ、雪解けを追いかけて高嶺を目指す時期でもある。白山周辺の標高千数百メートルの山が狙い目だ。昨年と一昨年は銚子ケ峰(両白山地)に登ったが今年は、少し志向を変えて、初級バリエーションルートに挑戦しようかとも思っている。もちろん登攀具を使用したアルパインスタイルで登ることになるので単独では無理だ。今年はアルプスや剱のバリエーションを予定しているので、そのためのトレーニングにもなる。また、近場でクライミングの練習などをしていると、6月が過ぎて行ってしまいそうだ。そして、6月下旬になると、キタダケソウが気になる季節だ。さて今年はどうするか、梅雨最中だが、前線の位置によっては、好天に恵まれることがある。とりあえずこの先一月の山行を思い描いているが、果たしてどんな山行だできることやら。