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テント泊の小物「テントシューズ」

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テント泊の小物「テントシューズ」
2013年2月21日
冬のテント泊で、あるとありがたい小物に「テントシューズ」がある。冬は家にいても足が冷えてくるので、テント泊ならずとも役に立つグッズだ。ましてや冬のテント泊の場合、靴を脱ぐと足から冷えてくる。すぐにシュラフに潜り込めばいいが、身体が自由にならなくなるので、食事の準備などちょっとした動きが出来ないばかりか、シュラフを広げてしまうとテント内が狭くなってしまう。先日の八ヶ岳行者小屋野営場は標高が2300m以上あり、夜になるとかなり冷え込む。温度計で測ったわけではないが、おそらくマイナス20度以下にはなっていたはずだ。予備の靴下を重ねて履き、なおかつカイロを足の裏に貼り付けて冷たかった。靴下の重ね履きも問題があって、足を圧迫して血流が悪くなるので暖まらない。そう考えるとテントシューズは冬の必需品だ。また、トイレなどでテントの外へ出る場合、靴に履き替えるのは億劫だ。そんな時はテントシューズで雪の上を歩ける。もちろん、湿った雪の時は駄目だが。
写真は重さが150gのプロモンテ。

御池岳ブナ権現冬期テント泊

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アルパイン志向が強くなるにつれて、すべての道具の軽量化に努めてきた。テントも例外ではない。登攀を主体に道具を整理していくと、テントのプライオリティーは下位になるため、どうしても居住性が犠牲になってくる。食事をして寝るだけなのでそれでもいいが、冬場なのテントで過ごす時間が長くなると、居住性が欲しくなってくる。そこで今回もしばらく使っていなかった2,3人用のテントを引っ張り出して2人で使った。このテントは一週間前に八ヶ岳の行者小屋野営場で使い快適だったからだ。八ヶ岳は内陸部の山で、夜は放射冷却でマイナス20度以下になってしまう。そうなるとフライシートのファスナーが凍結してしまい、本来なら冬用の外張りが必要なところだ。たしかにファスナーは凍結したが、なんとか使用できた。
そのテントを二人でつかったので、居住性が悪いはずがない。両端を寝床にして、真ん中の列はフリースペースだ。ザックを置いたり靴を置いたり、食事の準備をしたりと自由に使える。高さもあるので、状態をかがめなくてもよく、大柄な人ほどありがたさがわかる。テントの大きさと重さは比例するが、分担すればそれほど苦にならない。山行スタイルやパーティの人数により使い分けていきたい。

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