Ff10前後で撮影、シャッタースピードが遅かった、少しぶれる
歩人倶楽部(Photo Club)の更新記録等
レンズ Lumix G Macro f2.8 30mm試写
カメラ LumixGX7
マイクロフォーサーズ機のマクロレンズは、LEICA DG MACRO-ELMARIT 2.8を使ってきたが、今年発売された使い勝手のいい Lumix G Macro f2.8 30mmが欲しくなってので購入した。とりあえず夕方届いたので、少し試写してみた。光量不足でさえない写真だが、購入日を記録する意味で貼り付けておく。
GX7はGX1の後継機。なんで2年で1から7に飛んだのかはわからないが、かなり伊能アップしているのは確かだ。だけで新種機ではなく、2013年後期の発売なのでモデル終盤になっている。GX1を2年酷使してきたが、モデル更新直前のお値打ち感に惹かれてボディーを購入した。基本性能は上がっているが、欲しかったのはチルト液晶とEVFだった。もちろん登山の取材のメイン機はα900とE-M1を使っているが、岩稜登攀には持って行けないので、タフTG-2とGX1を使ってきたが、ローアングルやマクロ撮影には向かなかった。岩稜のシーンの撮影は余分な昨日はいらないが、アプローチや花の撮影を兼ねることも多いので、チルトやらEVFが必要になってくる。これが買い換えの理由にもなったが、それよりカメラの消耗が激しい。クライミングの現場は戦場で、カメラをいたわるゆとりはなく、自分の命の方が大切だ。いいシーンは難しい局面で訪れる。先日では、大台ヶ原のサマーコレクションで、ハンドトラバースのところ。全力のトラバースを全力の自分が撮影するのだから、状況は想像しやすい。撮影時にレストはするが、カメラを大切に扱うゆとりはない。岩にぶつかったり、ギアにもまれたり、過酷な状況でクライミングギア同様に扱われている。まさに戦場の武器と同じだ。ここまで3年間、文句も言わずに働いてくれた。今回GX7が仲間に加わったが、バリエーションをGX7に任せるとすると、GX1はもっと過酷な状況でがんばってもらう事にしよう。
左:新兵のGX7 右:歴戦の勇士GX1
今年は5月から週末が比較的天候に恵まれた。どちらかというと岩に偏った感がある。もう少し花の写真を撮りたかったが、二兎を追うと中途半端に終わってしまう。岩に関しては懸案の2ルートがトップアウトできたので満足している。確かにいいルートで、西伊豆の海金剛同様、これからリピートすることになるだろう。
懸案の2本
1 サマーコレクション 全長285m 9ピッチ グレード5.10c/d 大台ケ原
大台ケ原千石サマーコレクションは、1995年に開拓されたフリーのマルチピッチルートで,全長285m 9ピッチからなり、グレードも5.10+で、リッジ、フェース、スラブ、クラック、トラバースと変化に富んでいる。ボルトが整備されている。われわれにとっては限界のグレード。一発でムーブが決まればオンサイトも夢ではないが,アタックして気持ちよくフォールしたい。
面倒なのは西大台への立ち入りで,入山申請をして許可を得てから講習を受けなくてはいけない。
壁は標高差200mで傾斜はほぼ垂直。中間部に中央バンドというブッシュ帯がある。
2 注文の多い料理店 5ピッチ グレード5.9 北アルプス・錫杖岳前衛壁
錫杖岳前衛壁といえば,「左方カンテ」と「注文の多い料理店」。「左方カンテ」は2年前にやっていてロケーションのすばらしさに再訪を決めた。さて「注文の多い料理店」だが,グレードこそ5.9だが,NPなので確実なプロテクション技術が求められる。昨年も計画にあがったが機会に恵まれず。是非とも今年は。
インターネットが一般的になったころから始めたホームページもかれこれ20年が経過しようとしている。山で味わった感動を伝えたい、共有したい、という思いをかなえてくれるのがインターネットだった。パソコン通信のフォーラムから出発し、インターネットへと移行した。ネットが山仲間をつなぎはじめ、中高年の登山者が急増してきたころと一致する。リンクでサイトがつながり、週末には登山レポートの作成に追われ、仲間のレポートを読み、掲示播での交流が日課になっていた。あれからもう20年が立とうとしている。もう少しで四半世紀だ。最近ではSNSに移行しつつあるが、便利になっただけで、その本質は変わらないと思い。しかし残念なことは、その頃にリンクをした山仲間のページがどんどんと少なくなってきたことだ。20年前の勢いで山は続けられないし、年と共に山の楽しみも多様化してくるだろうが、寂しさは隠せない。自分自身もそうだ。花を愛でる低山ハイキング登山から始まり、それがアルプスに繋がり、低山バリエーションは、アルプスバリエーションに、それが進化してクライミングに、さらにはアルパインのルートに繋がっていった。これから先、挑戦したいルートはいくらでもあるが、体力も気力も年とともに下降するのみだ。山とは末永くついあいたいが、人生この先どんなことが待っているかわからない。
三重県では、絶滅危惧1A類になっている。本種は三重、愛知、滋賀、岐阜に分布するのみ。アワコバイモに酷似するが、花被片の先が鋭形であることとヤクの色が白であること。
牧野図鑑を見ると「こばいも」だけが記載されていて、北陸産のものをコシノコバイモといい、と書かれている。山地により変化があることを意味していると思うが、ミノコバイモ、アワコバイモの分類はない。ちなみに牧野図鑑のアコバイの分布域は、本州中部及び四国の山中谷筋となっている。また、ヤマケイのハンディー図鑑では、バイモ属としてカイコバイモ(甲斐)、コシノコバイモ(越)、ミノコバイモ(美濃)、ホソバナコバイモ(細い花)、アワコバイモ(阿波)、トサコバイモ(土佐)が紹介されている。やはり分布域は本州中部と四国に限定されるようだ。地域ごとに変化していることも、ホソバ名を除くとバイモ属の和名から推測できる。