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Lumix GX7

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GX7はGX1の後継機。なんで2年で1から7に飛んだのかはわからないが、かなり伊能アップしているのは確かだ。だけで新種機ではなく、2013年後期の発売なのでモデル終盤になっている。GX1を2年酷使してきたが、モデル更新直前のお値打ち感に惹かれてボディーを購入した。基本性能は上がっているが、欲しかったのはチルト液晶とEVFだった。もちろん登山の取材のメイン機はα900とE-M1を使っているが、岩稜登攀には持って行けないので、タフTG-2とGX1を使ってきたが、ローアングルやマクロ撮影には向かなかった。岩稜のシーンの撮影は余分な昨日はいらないが、アプローチや花の撮影を兼ねることも多いので、チルトやらEVFが必要になってくる。これが買い換えの理由にもなったが、それよりカメラの消耗が激しい。クライミングの現場は戦場で、カメラをいたわるゆとりはなく、自分の命の方が大切だ。いいシーンは難しい局面で訪れる。先日では、大台ヶ原のサマーコレクションで、ハンドトラバースのところ。全力のトラバースを全力の自分が撮影するのだから、状況は想像しやすい。撮影時にレストはするが、カメラを大切に扱うゆとりはない。岩にぶつかったり、ギアにもまれたり、過酷な状況でクライミングギア同様に扱われている。まさに戦場の武器と同じだ。ここまで3年間、文句も言わずに働いてくれた。今回GX7が仲間に加わったが、バリエーションをGX7に任せるとすると、GX1はもっと過酷な状況でがんばってもらう事にしよう。
左:新兵のGX7  右:歴戦の勇士GX1