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エビネ ラン科 エビネ属

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エビネ ラン科 エビネ属
純絶滅危惧類
県内に広く分布するが、園芸採取により激減している。国内では北海道から沖縄まで広く分布。県内では全域に低地から山地まで広く分布。

A 花は左右相称。内花被の1片(唇弁)は他の花被片と異形。おしべ1〜2個。
 B おしべは外輪の1個が残る。柱頭は中央の1個が退化。
  C 花粉塊は粘着体がないか、先端に粘着体がある。
   D 花粉塊はろう質または角質。やくは脱落しやすい。花序は頂生または側生。
    E 花序は普通側生・
      F 葉は芽の中で片巻状
       G 花粉 は4〜8個
        H 葉の基部に間接がない。

海老根 横に連なった偽球根が海老に似ている

山野の落葉樹林い生える多年草。
葉は2〜3個根生する。
花柄は高さ30〜50センチ。多数の花が総状につく。
ふつうがく片3個、側花弁2個は褐紫色。唇弁が淡紅色。

コミヤマカタバミ カタバミ科 カタバミ属

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コミヤマカタバミ カタバミ科 カタバミ属

A1 地上茎があり、葉は根生および茎上に互生。花は黄色。

A2 地上茎がなく、葉は根生。花は白色または淡紅色。
 B1 地下に鱗茎がある。花は淡紫色で散形花序。
   C1 ・・・・・ムラサキカタバミ
   C2
 B2 地下に根茎がある。花は白色で花茎に先に1個つく。
   C1 小葉は倒心形でかどは円形〜鈍形。包はほぼ花序中央につく。
     D1 根茎は細長く伸び、古い花柄の基部は密集しない。花弁9〜14ミリ。
      E1 そう果は球形  ・・・・ コミヤマカタバミ
      E2 ・・・・・
     D2 根茎は太く、密に古い葉柄の基部に被われる。花弁は14〜18ミリ。
      E1 そう果は楕円形で・・・・ ミヤマカタバミ
      E2 ・・・・・

針葉樹林の木陰に多く見られる多年草
根茎は細く地をはい。先端部には古い葉柄の下部がうろこ状に残る、頂部から数枚の葉を出す。
葉は長い葉柄もち、頂に1個の花をつける。白色または紫紅色
ミヤマカタバミより寒地を好む。

クマガイソウ ラン科 アツモリソウ属

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クマガイソウ ラン科 アツモリソウ属(ORCHIDACEAE Cypripedium )

アツモリソウ属
A 花は左右相称。内花被の1片(唇弁)は、他の花被片と異形。おしべ1〜2個。
 B 唇弁は大きな袋状。おしべは内輪の2個が残る。柱頭3個。
クマガイソウ
A 葉は大きく平行脈があり、長楕円形又は、扇形2〜5個が互生又はほぼ対生。包は幅広い。
 B 葉は2枚でほぼ対生。基部は鞘をつくらない。花は淡黄緑色。
  C 葉は、楕円形。先端は、切形。花は径10センチ。

絶滅危惧�類。既知の生育地点数は10以上。鑑賞、園芸目的の採集圧が極めて強い。生育地は非公開。県内では各地の樹林内でまれに群落が確認されている。
国内:北海道西南部、本州、四国、九州
国外:朝鮮半島、中国に分布

丘陵地の樹下。時には竹林内にはえる多年生草本。日本の特産種。

・根茎は地中を横にはい、節からひげ根を出す。
・茎は直立し粗毛が多く、下部には3〜4のさや状の葉がある。
・上部には無柄の大きな2枚の葉が接近して互生し、対生に見える。扇に広げたように縦ひだが多い。裏面には軟毛がまばらにある。
・4、5月、葉心から高さ15cmくらいの花柄を1本直立させ、頂に大きな花を横向きに1個つける。花の下に緑色卵形の包葉を1個つける。
・内花被2片。被心針形で尖り、下部の内面に細毛と紫点がある。
・唇弁は大きな袋状で懸垂する。袋の表面は淡白色で紅紫色の網状の脈がある。
・芯柱が袋の口をさえぎる。芯柱上部の側面にやくが2個
・背のがく片2個。側がく片2個。