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ワンゲルガイドブックス08 全国ベストトレイル「山と渓谷社」

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■ワンゲルガイドブックス08 全国ベストトレイル「山と渓谷社」 下 2012年6月25日 発売

日本の主なトレイルを紹介しています。私は鈴鹿中部を担当し、御在所岳を中心に紹介しています。縦走派にはお勧めです。

花の百名山登山ガイド 下「山と渓谷社」 2012年6月21日 発売

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花の百名山登山ガイド 下「山と渓谷社」 2012年6月21日 発売

花の百名山がリニューアルになりました。私の担当は伊吹山、霊仙山、藤原岳、鎌ヶ岳です。

神々の山嶺

読みたいと思い、本を買っておいておいた山岳小説がある。この三連休は風邪をひき中日以外は家に沈滞したので、この機会に一気に読んだ。500ページ2冊だからちょっとした読み応えがあったが、一気に読みたくなるほどおもしろかった。
いろいろと思うことを書きたいが、しばらく熟成させてからだ。
著者の「夢枕獏」氏の後書きを引用すると
「十歳の時から山に登って体内に溜め込んできたものが、全部出てしまった。
それも、正面から、たたきつけるようにまっとうな山の話を書いた。変化球の山の話ではない。
直球。力一杯根限りのストレート。
もう山の話は二度と書けないだろう。
これが、最初の最後だ。
・・・・・
どうだまいったか」
世界最高峰のエベレストを舞台に、天才クライマーやシェルパが登場する。その意味では、どうだまいったか、なのかもしれない。

三重県の山「改訂」の2刷校正終了

三重県の山「改訂」の2刷の校正が終了したので編集者に送付した。
今回は誤植等の校正と、若干だが見出しの写真の差し替えた。
課題になったのは、南部の山のアプローチだ。南部の山は、山深いところが多く、アプローチで林道に頼らざるを得ない。9月2日の台風12号で三重県南部は甚大な被害を出した。林道が被害を受け、復旧の目処は立っていないところがある。これについては欄外の注釈で対応した。
本書がカバーする鈴鹿や台高の山々は、全国区のアルプスほどの人気はないが、地道に歩かれている山は多い。先日も台高でこのガイドを利用しているグループに出会った。
それぞれの山の魅力や、正確な情報を継続して提供したいものだ。

山岳写真大全

山岳大全シリーズ5「山岳写真大全」の見本が山と渓谷社から届いた。初版は12月25日なので、まだ書店には並んでいない。著者は山岳写真家の中西俊明さんだが、山行プランのところで少しお手伝いさせていただいた。
単行本だが、綺麗なカラー写真を多く使っているので、ハウツー本ではあるが、写真雑誌としても価値が高い。構成は、
・作例で理解!四季の山岳風景
・撮影の基本テクニック
・カメラとレンズの選び方
・デジタルカメラの使い方
・レタッチとプリントワーク
・山行プランニング
となっている。基本から応用まで紹介されているので、初心者には指南を経験者にはさらに上のレベルを目指すきっかけになる本だと思う。
中西俊明とは直接にはお会いしていないが、私と同じ、花の山旅、ヤマップ、分県登山ガイドなどのシリーズで著者でもある。とくに10年前に担当した「花の山旅」では、手本になったのが同じシリーズの中西さんの本で、撮影取材時に大きな刺激を与えてくれことを思い出した。その頃はフィルムの時代だったが、この本では、すべてがデジタルになっている。

屏風岩登攀記

取材で、鈴鹿市在住の石岡あずみさんを訪ねた。我が家から車で10分のところにお住まいだ。あずみさんは、「氷壁」のモデルとなった、ナイロンザイル事件の真実を追究した石岡繁雄氏の次女。氏は6年前に亡くなられ、貴重な資料を多数残された。あずみさんは現在、その資料の整理に追われていて、忙しい中、話を聴くことができた。

白夜の大岩壁に挑む

白夜の大岩壁に挑む 〜クライマー山野井夫婦〜
以前にNHKで放映された番組だ。もう一度見たくなったのでDVDを購入し、同時に書籍も購入した。山野井夫婦といえば、山の世界を知っているひとなだ誰しもが一度は聞いたことがある人物だと思い。身近なところでは山岳雑誌「岳人」にデジカメ日誌を連載している。
内容はこの「白夜の大岩壁に挑む」からも想像できるように、グリーンランドの未踏の岩壁に挑んだものだ。山野井夫婦とえば、ギャチュン・カンで下山途中に雪崩に襲われ生死の境をさまよいながら、奇跡の生還を果たしたことでも知られている。凍傷で手足の指をなくしたが、残った身体機能を使ってリハビリとトレーニングを重ね、この大岩壁に挑んだというもの。
映像も書籍もストーリーは同じ内容だったが、リアルな映像よりも書籍の方が夫婦の息遣いが良く伝わってきたように思う。夫のようは日常の生活においても、四六時中クライミングのことが頭から離れないようだが、妙子さんの方は日々の自給自足的な生活に幸せを感じるような生きた方をしている。しかし岩に張り付くとクライマーになる。グリーンランドの大岩壁に挑もうと思い立ったのは泰史さんだと思うが、その夢にさりげなくお供する妙子さんはすごい。夫に全幅の信頼を寄せているからこそなのだろう。

加藤文太郎の歩き「単独行者」谷甲州より

無駄な動きは一切なかった。しかも各部の動きは連動し、たがいを支援している。重心位置の調整よって四肢の動きは制御され、腕の振りは効率のよい足の踏み出しを可能にしていた。さらに下半身を最小限におさえていた。これが加藤の歩き方だった。自然な動きで作業効率向上させ、消耗を低く抑えることに成功している。そのせいで長時間にわたって高速歩行を続けても疲労を感じることはなかった。
「単独行者」(谷甲州)より引用してみた。里歩きをしていた頃の加藤文太郎の歩き方だ。平均時速6キロだそうだ。すると2時間で12キロの計算になる。12キロにいうちょうど、上高地から横尾の距離だ。この区間はだいたい、2時間40分で歩いている。もちろんテント装備で、登りなので食料も一杯詰まっているので、比べられないが、荷物は少ないにしてもこの区間を2時間は結構速い。
先日、走り方教室で学んだことだが、走り方の基本は「こ、け、し」でそうだ。「こ」は骨盤、「け」は肩甲骨、「し」は姿勢だそうです。体幹に重心を置き、骨盤から足を動かし、肩甲骨から手を動かすのがポイントだ。

山と渓谷2008年6月号

久し振りにまとまった原稿を書いた。
地域研究「鈴鹿山脈南部」だ。

この春は、佐渡へ行きたくなった

山と渓谷3月号だ届いた。今年度からリニューアルして、表紙が白色基調となり雰囲気が大きく変わった。読者層が時代とともに様変わりし、またインターネットなどの新しいメディアの登場により、月刊誌に求められる内容が変わったからだろうか。もう何年も購読しているが、毎月の発行日である15日を楽しみにしている。リニューアルに伴い最初は少し違和感があったが、3月号で少しなじんできたようだ。3月号はやはり、花の特集だった。春咲く山の妖精たち「スプリング・エフェメラル」だ。春の花は当然、山麓と低山から始まり、ミスミソウ、セツブンソウ、フクジュソウ、キクザキイチゲなどが主役になる。この地方ではやはり、藤原岳、霊仙山のフクジュソウ、伊吹山のセツブンソウ、アマナである。またこの特集の最初のページは、佐渡島のカタクリとミスミソウだ。ことミスミソウに関しては昨年も山行を計画していたが、仕事とお天気の都合でキャンセルとなり、思いが募ったままだったので、今年は是非とも行きたいと思う。

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