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●ヤマネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ属

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●ヤマネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ属(Chrysosplenium.japonicum)山猫の目草
鈴鹿では主に山地で見られるが、もともと各地の人家近くの日陰や石垣に間などに生える多年草である。牧野図鑑の表現がkの種の特徴をよく表しているので、引用する。「全体に長い毛が散生し、うす緑色、著しく液汁に富みもろい。根本に長さ2-3ミリの汚れた紫色の肉芽(珠芽「むかご」)をつける特性がある」
【葉】
3〜4枚の根生葉は腎形。基部は心形。長い柄がある。縁には低い鋸歯がある。
【茎】
高さ10〜15センチ。3〜4の鋭い稜がある。小型の葉が2〜3枚互生する。
【花】
春、茎の先に花弁のない細い緑色の花を開く。
花の下に倒卵形または卵形の葉状の包葉がある。4個のガク片は黄色で平開する。広い卵形。先端は鈍形。おしべ8本で花糸はガク片より短い。ヤクは黄色。
さく果は2つの状だが、やがて4個の小片が開く杯状となる。