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■八ヶ岳バリエーション → 大同心 小同心 稲子岳 阿弥陀峰

 

 
 

八ヶ岳 大同心 小同心 バリエーション

 
 

 

大同心雲稜ルート(南八ヶ岳)2014年7月21日No817 sskさん、隊長、うさぎ
〜今回は日帰りでのアタック、充実した山行となった〜

7月20日(日) 鈴鹿(18:20)〜四日市(19:00)〜美濃戸口〜美濃戸(22:30)
7月21日(月) 美濃戸(4:40)〜赤岳鉱泉(7:05)〜(8:40)大同心基部(9:20)〜大同心の頭(13:20)〜大同心ルンゼ〜大同心基部(14:00)〜赤岳鉱泉(15:10)〜美濃戸(17:00)

ぽっかりと空いた一日、天気も良さそうだ。暑い時期なので、標高のある場所でのクライミングを八ヶ岳に求めた。大同心正面壁雲稜ルートは岩壁に規模として少し物足りないが、夏場のフリーとしては面白いルートで、高度感のあるロケーションは秀逸。またこの時期は、花見も楽しみの一つだ。

小同心クラック@八ヶ岳 2012年6月23日24日 No.678 とっちゃん、隊長、うさぎ
〜花とクライミングの二兎を追う欲張りな山行〜
1日目 自宅(鈴鹿)〜とっちゃんピックアップ〜美農戸口(15:18)〜美農戸(16:25)〜赤岳鉱泉(18:35)
2日目 赤岳鉱泉(5:00)〜(6:40)小同心取付(8:40)〜(8:35)1ピッチ目(9:25途中で待ち時間15分)〜2ピッチ目(9:50)〜3ピッチ目(10:10)〜花の撮影〜横岳西面斜面〜横岳(11:05)〜大同心ルンゼ〜大同心基部(12:10)〜(13:20)赤岳鉱泉(14:10)〜(15:25)美農戸(15:40)〜美農戸口(16:20)〜自宅鈴鹿(21:00)

花とクライミングの二兎を得るべく、小同心クラックへ向かった。花はこの時期、希少種のツクモグサが見ごろを迎えている。また、他の高山植物も、北アルプスの峰々と比較して標高の低い八ヶ岳では、一足早く花を咲かせる。夏の花の先陣を切るツクモグサ、ウルップソウ、キバナシャクナゲは見ごたえがあり特に、八ヶ岳のツクモグサは希少な植物で、この花を目当ての登山者が多い。

大同心雲稜ルート@南八ヶ岳 2012年7月31日8月1日No.684 たっくん、こばちゃん、とっちゃん、隊長、うさぎ
〜懸案だった大同心雲稜ルートに挑戦、すばらしいパートナーと天候に恵まれ、すばらしいクライミングとなった〜
7月31日 美濃戸(9:30)〜赤岳鉱泉(11:30)〜レスキュー講習会
8月 1日 赤岳鉱泉(5:50)〜大同心基部(7:15)〜1ピッチ目(8:00)〜大同心の頭(12:00)〜大同心基部(14:00)〜(14:40)赤岳鉱泉(15:40)〜美濃戸(17:10)

昨年、小同心クラックの登ったとき、今度は大同心に登りたいなという思いが強くなった。今年の6月に再び、小同心クラックに登る機会があり、その時、お会いしたタックンは、錫杖岳左方カンテのクライミングDVDにキャストとして出演していた人だった。我々は3人パーティーで、後続がタックンご夫婦だった。横岳でうさぎと意気投合し、大同心の雲稜ルートの情報が得られた。後日、一緒に行きましょうと提案すると快諾していただき、今回のクライミングが実現した。

小同心クラック@八ヶ岳連峰 2011年9月10日11日 No.624 隊長、うさぎ
〜初級ルートだが、天に昇るような登攀は痛快〜
9月10日 自宅@鈴鹿(11:20)〜美濃戸(15:10)〜赤岳鉱泉野営場(17:20)
9月11日 赤岳鉱泉野営場(5:20)〜大同心稜〜大同心基部(6:20)〜大同心沢トラバース〜小同心クラック取付(7:00)〜小同心の頭(8:20)〜(8:50)横岳2825m山頂(9:20)〜地蔵の頭(10:10)〜地蔵尾根〜(10:35)行者小屋(10:45)〜(11:10)赤岳鉱泉(11:30)〜美濃戸(12:50)〜自宅@鈴鹿(17:00)

日帰りでも十分やれるコースだが、小同心を時間を気にせず気持ちよく登るために二日とした。二日といっても初日は、赤岳鉱泉までの移動に充てただけだが、初日に3時間を消化しておくと行程にゆとりが生まれてくる。さて小同心クラックだが、「チャレンジ!アルパインクライミング」で紹介されているルートで、ネットで検索するといくつかのレポートが見つかる。グレードがW程度の3ピッチほどの初級ルートだが、そそり立つ岩峰を点に向かって登るのは豪快だ。

 

 

 
  稲子岳  
 

 

稲子岳南壁左方カンテ@八ヶ岳連峰 2011年9月19日 No.625 隊長、うさぎ
〜ミニアルパインを目当てに八ヶ岳連峰の稲子岳へ〜
9月18日 鈴鹿(15:30)〜稲子湯の林道ゲート前の駐車地(20:45)
9月19日 林道ゲート前の駐車地(5:20)〜しらびそ小屋、(6:45)みどり池(7:00)〜稲子岳南壁左方カンテ分岐(7:20) 〜(8:10)左方カンテ取り付き(8:40)〜(10:30)稲子岳(11:00)〜(11:55)みどり池(12:05)〜林道ゲート前の駐車地(13:00)〜八峰の湯で入浴の食事〜中央高速渋滞〜鈴鹿の自宅(19:45)

稲子岳南壁左方カンテは以前から気になっていたミニアルパインコース。ネットを検索するいくつかのレポートがヒットし、それほどマイナーでもなさそうだ。日程的にはアプローチも含めると1日半の山行となり、ちょうど都合が良くこの中途半端な時間が確保でき、天候にも恵まれたので行ってみることにした。
 
  八ヶ岳冬期  
 

 

阿弥陀岳(南八ヶ岳)2018年2月26日27日 No.1113
〜好天のチャンスで北陵を登る〜

2月26日 美濃戸(11:00)〜赤岳鉱泉(13:20)〜アイスでお遊び
2月27日 赤岳鉱泉(7:00)〜行者小屋〜阿弥陀岳北陵〜阿弥陀岳(10:20)〜中岳沢〜行者小屋(11:35)〜美濃戸(12:50
天候判断で流れた北陵をリベンジした。2月だから、かろうじて厳冬期だが、春山を思わせる穏やかな天気に恵まれ、北陵を満喫できた。休日で貸し切りを狙ったが、なんと、5パーティーが団子状態になった。幸いにも他がガイドパーティーだったので、スムーズに登れたのはよかった。

 

赤岳(南八ヶ岳)2018年2月20日21日 No.1111
〜恒例の冬の赤岳、冬季営業最終日の天望荘泊で〜

2月17日 赤岳山荘P(9:30)〜南沢〜(12:15)行者小屋(13:00)〜文三郎尾根〜赤岳(15:10)〜天望荘(15:40)
2月18日 天望荘(7:00)〜地蔵尾根〜行者小屋〜赤岳山荘(9:30)
恒例の冬の八ヶ岳だが、日程と天候が合わずこの時期になってしまった。天望荘は冬季営業の最終日にまにあった。初日は天候にも恵まれ、南八ヶ岳の素晴らしい冬景色を堪能できた。二日目の天気は下り坂で朝から曇り空だったので、硫黄までの縦走は取りやめ、のんびりと下山した。

 

南八ヶ岳(八ヶ岳)2017年1月28日29日 No.1015
〜北陵で阿弥陀に上がり、赤岳、横岳、硫黄を縦走した〜

1月28日 八ヶ岳山荘仮眠室(5:40)〜美濃戸〜南沢〜行者小屋(9:30)〜北陵〜阿弥陀峰2805m(12:40)〜中岳(14:00)〜赤岳2899m(15:20)〜赤岳展望荘(15:40)
1月29日 赤岳展望荘(7:50) 〜横岳2829m(9:15)〜硫黄岳2760m(10:40)〜赤岳鉱泉(12:10)〜美濃戸(13:30)
恒例になりつつある厳冬期の南八ヶ岳。今回は北陵で阿弥陀に登り、中岳、赤岳、横岳、硫黄と縦走した。移動性高気圧にすっぽりと入り初日はかなり冷え込んだが、風もそれほど強くなく、絶好の冬山日和となった。鉱泉はアイスキャンディーフェスティバルとやらで大賑わいだったが、北陵や縦走路は登山者がそれほど多くなく、自分たちのペースで厳冬期の八ヶ岳を満喫できた。

 

八ケ岳主峰(八ヶ岳)2016年2月6日、7日 N0.937 Tjさん、隊長、うさぎ
〜白く輝く八ヶ岳の主峰を縦走した〜

2月6日 美濃戸口Pで前夜車泊 美濃戸口(7:30)〜美濃戸(8:30)〜(11:40)行者小屋(12:10)〜地蔵尾根〜(13:50)赤岳天望荘(14:40)〜赤岳2899.4m(15:10)〜赤岳天望荘(15:40) 歩行距離11km
2月7日 朝食(5:45)〜赤岳天望荘(7:00)〜横岳2825m(8:35)〜(9:00)硫黄岳山荘(9:15)〜硫黄岳2760m(9:55)〜(11:00)赤岳鉱泉(11:30)〜美濃戸口(12:30)〜美濃戸(14:40)〜もみの湯〜駒ヶ岳SA〜春日井〜鈴鹿(19:30) 歩行距離14km
年末の赤岳主稜登攀に続き、今季2度目の八ヶ岳入山となった。暖冬の影響で年末は雪が少なく、冬山の魅力が薄れていたが、2月の寒波でようやく、山が白く輝き始めた。冬山は、計画は容易にできても、入山できるかは天候次第だ。冬型の気圧配置が緩み、移動性高気圧に入ったときがチャンスで、山行の1週間くらい前から天気図が頭から離れなくなっている。どうやら日曜日にチャンスがありそうなので、予定通り入山することにした。た。

 

赤岳西壁主稜(八ヶ岳)2015年12月30日31日 No.930 Tjさん、隊長、うさぎ
冬期クライミングの赤岳人気ルートにアタック〜

29日 鈴鹿(8:00)〜春日井(9:00)〜美濃戸(12:40)
30日 美濃戸(5:40)〜(8:40)行者小屋、登攀準備(9:10)〜文三郎道〜(10:20)西壁主稜取付、登攀開始(10:30)〜1P〜2P〜3P〜4P〜5P〜6P〜7P〜登攀終了(14:55)〜(15:10)赤岳山頂(15:30)〜赤岳天望荘(15:55)
31日 赤岳天望荘(7:45)〜地蔵尾根〜(8:30)行者小屋(8:50)〜美濃戸(10:50)〜ふれあいもみの湯〜鈴鹿(17:00)
今年の冬はどこへ行くか、、重い荷物か担げなくなってきたし、小屋が利用できるところは限られてくる。昨年は燕でその前は仙丈だった。そして今回は、Tjさんのお誘いで八ヶ岳になった。赤岳西壁主稜は冬期クライミングの人気ルート。登攀技術的には易しいルートだが、ピッチ数が長く、冬期というだけで、基本的な技術が出来てないと厳しいと思う。 今回は年末ぎりぎりの微妙な時期になった。当初の予定は26,27日だったが、冬型の気圧配置が厳しかったので、予備日の30日31日にもってきた。移動性高気圧にすっぽりと入らない限り我々の実力では駄目だとの判断だった。

 

阿弥陀岳北陵@八ヶ岳2013年2月9日10日 No.714 じんじんさん、隊長、うさぎ
〜八ヶ岳の冬期バリエーションを楽しむ〜
【2月9日】 美濃戸口(11:13)〜美濃戸(12:45)〜南沢〜行者小屋野営場(16:20)
【2月10日】 行者小屋野営場(6:40)〜阿弥陀岳北陵〜ジャンクションピーク(7:50)〜(8:50)第1岩峰(9:30)〜第2岩峰(10:20)〜阿弥陀岳(11:10)〜中岳(12:30)〜文三郎尾根分岐(13:00)〜(14:05)行者小屋野営場(14:50)〜美濃戸(17:00)〜美濃戸口(17:50) 

阿弥陀岳北陵は短く手頃なバリエーション入門ルートとして知られている。日本海側は冬型が続いていて積雪も多いが、内陸部の八ヶ岳は冬でも晴天になる確率が高い。2月の3連休は狙い目で、今回の初日の9日の美濃戸の駐車場は混雑し、行者小屋の野営場も賑わった。バリエーションの入門とはいっても、テント泊冬装備にロープや登攀具を詰め込んだザックは肩に食い込み、雪壁や岩稜登攀などの総合力が試される二日間となった。

赤岳(八ヶ岳)2013年1月6日7日 No.710 隊長、うさぎ
〜冬山を楽しみに、八ヶ岳へ〜
1月6日 美濃戸口(11:14)〜美濃戸(12:15)〜赤岳鉱泉(14:40)
1月7日 赤岳鉱泉(6:00)〜行者小屋(6:40)〜地蔵尾根〜赤岳肩の小屋(8:50)〜(9:40)赤岳2899m(10:00)〜文三郎尾根〜(11:05)行者小屋(11:30)〜美濃戸(13:15)〜美濃戸口(14:00)

年末から寒波が入り、日本海側はかなりの積雪があるようだ。日本海側の影響を受けやすい北アルプスは積雪が多い、劔岳で小窓尾根で雪崩による遭難が発生しているようだ。冬のアルプスは厳しく、寒波が入ると停滞を余儀なくされることもあり、雪崩による突発的な遭難も発生する。難易度が高くなるほど登山の魅力も大きくなり、毎年、年末年始の休暇を利用していくつかのパーティーが入山する。中部山岳を中心に遭難の報道がなされるのもこの時期で、今年も、北アルプスでは剱岳・西穂高岳・明神岳、南アルプスでは仙丈ケ岳で遭難事故が発生している。吹雪による行動不能、雪崩が事故の要因になっている。事故ばかりが目にとまり、冬山は厳しいところだという印象を受けるが、天候を選び、万全の備えで臨めば、冬山の素晴らしい風景に感動できるのは確かだ。

 

 
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