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■大同心(八ヶ岳)


レポート No.817
日時:2014年7月21日
参加者:sskさん、隊長、うさぎ

〜雲量ルート、2回目のチャレンジ〜

 

7月20日(日) 鈴鹿(18:20)〜四日市(19:00)〜美濃戸口〜美濃戸(22:30)
7月21日(月) 美濃戸(4:40)〜赤岳鉱泉(7:05)〜(8:40)大同心基部(9:20)〜大同心の頭(13:20)〜大同心ルンゼ〜大同心基部(14:00)〜赤岳鉱泉(15:10)〜美濃戸(17:00)


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プロローグ ぽっかりと空いた一日、天気も良さそうだ。暑い時期なので、標高のある場所でのクライミングを八ヶ岳に求めた。大同心正面壁雲稜ルートは岩壁に規模として少し物足りないが、夏場のフリーとしては面白いルートで、高度感のあるロケーションは秀逸。またこの時期は、花見も楽しみの一つだ。

アプローチ 前夜に美濃戸まで車で入り車泊した。この三連、天候が不順だったので人出は少ないと思ったが、予想に反して駐車場はほぼ満車、かろうじて1台分空きがあった。4時過ぎに目を覚まし準備をして出発。睡眠不足で足が重い。 天気予報は雨ではないが、ガスの覆い一日になる予報だった。

   

車道を歩き北沢ルートで赤岳鉱泉を目指す。緑が鮮やかで、ミヤマオダマキ、イブキジャコウソウ、シロバナヘビイチゴなどの花が目を楽しませてくれた。


北沢

   
ミヤマオダマキ             イブキジャコウソウが咲いている  

赤岳鉱泉の野営場はテントの花盛り。アプローチも短いしテント泊入門にはいい場所だ。少し休憩し軽く食を摂った。さて、大同心稜の登りだ。ガスが晴れないのでモチベーションも上がってこない。大同心の基部に近づくと、ミヤマコゴメグサ、シコタンソウ、ハクサンシャクナゲなどの花が咲いていた。帰路は、縦走路に抜けず、大同心ルンゼを降りてくるので、余分なザックなどは岩陰にデポした。

   
赤岳鉱泉              大同心稜の登り

  
ハクサンシャクナゲ          岩陰にザックをデポ

  
ミヤマコゴメグサ            シコタンソウ

雲稜線ルート 1ピッチ目 (5.9、30m) 冬期登攀の人工のグレードは、チャレンジアルパインクライミングに紹介されているが、フリーの体感グレードは人によりまちまちで、今回のように霧雨のぱらつく濡れた岩の場合は、グレードが高く感じられた。とりあえずTピッチ目は5.9くらいか?3人パーティーが先行していたので、1ピッチ目の取り付きで40分以上の待ち時間が生じた。他に2パーティーいたが、雲稜ルートを避けて南陵から上がったようだった。霧雨がぱらつきだし、ぐんぐんと身体が冷えていった。寒さで手が凍え感覚が鈍っていた。モチベーション下がる。

  

9時20分sskさんリードでクライミング開始。岩が濡れて居たので薄被りのところを左から回避。うさぎも回避。私は正規ルートの少し左から攻め込んだところ行き詰まる。復帰しようとしたが、手が凍えてホールドの感覚がなくなっている。手を滑らせてホール。ロープがビシッと音がした。レストし、手をあたためて正規ルートをフリーで核心越え。スタンスやホールドが抜けたりしているので、グレードが上がっているように感じた。

  
1ピッチ目スタート      晴れ間が覗く時もあっった

  
左:先行パーティーのスタートを待った    右:1ピッチ目のビレイ

  
1ピッチ目の出だし        1ピッチ目の登攀

2ピッチ目 5.8 ここも5.7くらいだと思うが、岩が濡れていたので5.8くらい感じた。核心は1カ所でホールドが見つかればワンムーブで解決。全体的に立っているので侮れないピッチ。ホールドのすっぽ抜けに注意しながら登った。

  
2ピッチ目の終了点

  

  
2ピッチ目の登攀

  

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