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大同心雲稜ルート@南八ヶ岳 2012年7月31日8月1日No.684 たっくん、こばちゃん、とっちゃん、隊長、うさぎ
〜懸案だった大同心雲稜ルートに挑戦、すばらしいパートナーと天候に恵まれ、すばらしいクライミングとなった〜
7月31日 美濃戸(9:30)〜赤岳鉱泉(11:30)〜レスキュー講習会
8月 1日 赤岳鉱泉(5:50)〜大同心基部(7:15)〜1ピッチ目(8:00)〜大同心の頭(12:00)〜大同心基部(14:00)〜(14:40)赤岳鉱泉(15:40)〜美濃戸(17:10)

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プロローグ 昨年、小同心クラックの登ったとき、今度は大同心に登りたいなという思いが強くなった。今年の6月に再び、小同心クラックに登る機会があり、その時、お会いしたタックンは、錫杖岳左方カンテのクライミングDVDにキャストとして出演していた人だった。我々は3人パーティーで、後続がタックンご夫婦だった。横岳でうさぎと意気投合し、大同心の雲稜ルートの情報が得られた。後日、一緒に行きましょうと提案すると快諾していただき、今回のクライミングが実現した。

アプローチ 初日の7月31日は鈴鹿を5時20分に出発し、美濃戸まで車を乗り入れ、駐車場でタックンとコバちゃんに合流した。タックン達は昨日、錫杖岳を登ったそうだ。左方カンテは支点が抜かれ、ナチュラルプロテクションを駆使しないと登れなくなっているようだ。錫杖岳本峰・見張り塔からずっとは、難儀な山行だったようで、無数の腕の擦り傷が激戦を物語っていた。二日分の駐車料金2000円を支払い、装備の分担を決めて美濃戸の駐車場を後にした。花を見ると季節がわかるが、今回はミヤマオダマキが咲き始め、シロバナヘビイチゴは赤い実をつけていた。

  
ミヤマオダマキ     赤岳鉱泉への登山道  

    
赤岳鉱泉への登山道から見上げる大同心、小同心

赤岳鉱泉 適度に休憩を入れ、昼くらいに赤岳鉱泉に到着した。テントを設営しそれぞれが昼食を済ませレスキューの講習会を始めた。


レスキューの訓練

レスキュー講習
タックンとコバちゃんが講師で、レスキュー講習会をしてもらいました。ロープ結束、確保器(ルベルソ)を使った仮固定・解除がスムーズにできるように。

トップ、フォロー墜落時の対応
リード確保によるフォローの引き上げ(4:1、N:1システム)
懸垂下降 時のトラブルの対応
負傷者との同一下降(カウンターラッペル)


レスキューの練習(カウンターラッペル)

  
テント場    レスキューの練習(カウンターラッペル)

ひと通りレスキュー技術の講習が終わると17時を過ぎていた。それぞれがテントや小屋に戻り夕食の準備をし、缶ビールを片手にリラックスタイム。コバちゃんはお酒が強いようで、ワインを買ってきておいしそうに飲んでいた。寒くなってきたのでダウンを着込み、夕暮れに真っ赤に染まった大同心を見上げ 、明日への期待が膨らんだ。

  

  
赤岳鉱泉から見上げる大同心、小同心


夕暮れの大同心、小同心

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2012年8月2日 Copyright (C) 2012 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home