記事一覧

豪雨による災害

9月2,3日に三重県北部をおそった集中豪雨で、谷は相当荒れたようです。希望荘への進入路の流失、県道朝明渓谷線が被害をうけキャンプ客が帰れなくなった、湯ノ山の水産センターが壊滅的な被害、御在所岳裏登山道が流され通行不能(日向小屋のHPに被害の様子の写真が掲載されています)など。とにかく谷筋の登山道はかなり被害を受けているものと予測されます。

今年の夏は天候不順

今年の夏は前半こそ何とか、天候が持ちこたえてくれたが、後半になり全く安定しなくなった。アルプス登山計画も8月中旬より順延が続いている。8月最後の山行を楽しみにしていたが、これがまた天候不安定で中止にした。前線が少し東に移動することを期待し、山域を当初予定していた笠ヶ岳から白山に変更したのだが、回復が遅れるとのこと。アルプス登山の場合、鈴鹿の山のように容易には登れないので、それなりの準備が必要だ。その日に合われてトレーニングを積み、気持ちのレベルを上げていくのだが、順延となるとそのレベルを維持するのが大変だ。プロ野球のピッチャーも順延となるよりは一旦リセットした方が調整しやすいだろう。今後も、気圧配置が大きく換わらない限り天候は安定しないだろう。
今年のアルプスの無積雪期シーズンも、残すところ1月となった。10月上旬には初冠雪の知らせが届くだろう。それまでにチャンスは2,3回あるだろうか。気持ちを切り替えるために当初の計画をリセットし、もう一度計画を立て直したい。

北アルプスで事故多し!

今年は北アルプスでの山岳事故が多いようだ。
年齢別に見るとやはり、50代から60代の中高年に多く、岩場での転倒滑落によることが多いようだ。浮き石に乗ったり躓いたりなど、バランスを崩しての転倒が事故につながる。つまり岩場での転倒はイコール、滑落につながる。はしごや、鎖なしでは通行できないようなところでは案外、登山者はかなり気を遣うので事故は起こりにくい。長い行程の中には「ここちょっといやだな」と思うような所が何カ所かある。疲れているので「まあいいだろう」と自分なりに判断してしまったとき、それが「人生に落とし穴」かもしれない。登山者はある程度自身があるからこそ、危険な山域に入れると思う。しかし心の隙はいくらでもあるだろうし、それに気づかないからこそ平気でいられるのだろう。
これからも山とは真剣に付き合わなければならない。

H20年鈴鹿山脈四季写真展開催のお知らせ

H20年鈴鹿山脈四季写真展開催のお知らせ
白子サンズ店内2階催事場
H20年7月8日~8月1日まで

今年も上記日程で開催されます。
皆さん、買い物のついでにお立ち寄りください。

山と渓谷2008年7月号

 梅雨前線が活発だ。熊野からの帰り、伊勢自動車道の松阪あたりで豪雨となった。ここまで快調にとばしてきたが、雨で視界が悪くなったので減速。6月に入り梅雨入りはしたものの、曇り空が続いていたが、ここにきてやっと梅雨前線が暴れ出したようだ。7月号を熊野で買いそびれ、こちらで買ってもらっていた。内容をちらっと見たが、北アルプス、南アルプスのおいしいところに的を絞って特集が組んであった。どれも昨年歩いたコースばかりだ。6月に入り一度だけ八ヶ岳に足を運び、半年ぶりに高山の雰囲気を味わってきた。体の方も高山仕様に向けてジョギングの時間を増やすなどチューニングをしている。
 さて今年のアルプスはどう歩くかだが、例年は一番行きたい所を梅雨明けから10日間に的を絞っている。今年もこの考えで計画しようと思う。穂高や槍の岩峰を楽しむなら花の時期が少しずれていてもかまわないと思う。花を目当てに歩くなら時期にこだわる必要がある。今年も花中心に歩きたいので、白馬あたりをメインにもってきたいな思う。昨年は台風が少なかったが、今年はどうだろうか。これにより予定が大幅に狂ってくるので困る。

寒波による積雪で

 積雪に不満はない。というか程よい積雪だ。あまり雪が多くても手に負えない。昨年末からの寒波が鈴鹿北部の山々に雪を運んできてくれた。年により積雪量は異なるが,今年はまずまずの出だしではないだろうか。
 御池岳は鈴鹿で最も標高のある山だ。アプローチが良いので,比較的簡単に登頂できるが,国道が冬季閉鎖され,膝を超える積雪があると一気に,難易度が高くなる山である。普通人ならこんな山に挑もうとしないだろうが,山屋にとっては格好の標的になる。難易度が増すほど闘志を露わにし,果敢にアタックしたくなるのだ。
 年末は引っ越しにために慌ただしく過ごしたが,年が明けて一息つくことができ,早速藤原岳に初登りに出かけて。8合目から積雪が増し冬山らしくなってきて,避難小屋からはスノーシューを履いて歩いた。しばらく雪山が続くと,雪に対して新鮮さを感じなくなるが,やはり初回はうきうきとした気分になる。樹氷は期待以上になく,時折雪が舞う生憎の天気だったが,十分満足のいく山行となった。
 そして二日おいて本年度の第二回目に,本命の御池岳を目指すことにした。目指すはテーブルランド。青空をバックに白銀の世界をスノーシューで歩きたい。人は具体的な目標を持つと,困難を乗り越えようとする本能があるようだ。残念ながら青空はなかったが,手ごたえのある,思い出に残る山行をなった。

◆2007年テント山行を振り返る

◆2007年テント山行を振り返る
1 積雪期のイブネ(鈴鹿)2007年1月13日、14日 No.392
2 蝶ケ岳(北アルプス)2007年5月3日、4日 No.406
3 御池岳、藤原岳(鈴鹿)2007年5月12日、13日No.407
4 北岳(南アルプス)2007年6月30日、7月1日 No.414
5 蓮華岳2799m、針ノ木岳2821m(北アルプス)2007年7月28日、29日No.417
6 白馬三山(北アルプス)2007年8月4日、5日 No.418
7 黒部源流の山旅(北アルプス)2007年8月14日-17日 No.419
8 塩見岳(南アルプス)2007年8月25日、26日 No.420
9 唐松岳・五竜岳(北アルプス)2007年9月1日、2日 No.421
10 氷河公園、南岳(北アルプス)2007年10月6、7日 No.424
11 加賀白山(平瀬道)2007年10月13、14日 No.425
12 鈴鹿幕営 イブネ、雨乞、国見 2007年11月3日、4日 No.428

テント山行は本年度、12回となった。大半が1泊2日だったが、連続して休みが取れる夏は、3泊4日という充実した山旅ができた。特にアルプスなどの高所に登る労を考えると、1泊2日は非常にもったいないと思うが、連続した休みが取れない今の状況では、やむをえないことだと思う。
山域別に見てみるとやはり、北アルプスが6回と最も多く、半数を占めている。残り6回の内訳は、ホームグランドの鈴鹿が3回、南アルプスが2回、恒例の白山が1回となっている。
年間の山行回数は本年度が、三十数回となった。ここ数年は40回を下回らなかったが、今年はテント山行が充実した分、延べ回数が減少している。9月の天候不良も影響しているのではないか。とにかく3回に1回がテント山行ということになり、山行のスタイルに少し変化があったようだ。
どの山行も思い出に残る山旅であり、今でもそれぞれのシーンが鮮明に蘇ってくる。交通機関を使った観光地巡りの旅とは、ひと味もふた味も違う。装備、体力、天候判断、時間、コース選択、食糧計画などすべてを自分で判断し行動しなければならない。コースは一般的な登山道をたどるものであるが、自然歩道を歩くような調子では歩けないと思う。
地形図を見ていると登山道は、赤い一本の線で表示されているだけだ。距離的なものはすぐに判断できるが、傾斜やアップダウン、危険個所など自分なり地形図から読み取り、事前に自分なりにコースを解釈しておくことが大切だ。この時点ですでに、山旅は始まっている。
どの山も自分なりに目的をもって登ったが、キタダケソウを求めた北岳山行、コマクサを求めた蓮華岳など、私の場合は花を求めての山旅がどうしても多くなる。白馬三山の白馬鑓も、期待以上の花に出会えたことが印象深い。花を求めたこのような山旅は今後も続いていくと思う。
特定の山を目指した山旅をあった。北アルプスの黒部五郎岳、水晶岳、それから南アルプスの塩見岳だ。黒部五郎岳と水晶岳は、黒部源流域に位置していて山深く、1泊2日の行程では難しい。時期的には8月中旬であったので、夏の花は終盤にさしかかっていたので、花の種は少なくなっていたが、黒部五郎のカールに咲くチングルマや、裏銀座の水晶小屋手前に咲くイブキジャコウソウが印象的だった。4日間とも好天に恵まれたのがなによりだった。
南アルプスの塩見岳周辺は初めて踏み入れる山域だった。北アルプスと比べると森林限界が高く、樹林の稜線歩きがどこまでも続く。展望はあまり良くなく、高山の雰囲気はあまり感じられないが、塩見の山頂に立つと一気に展望が開け、雲海に浮かぶ富士さんが印象に残っている。
ホームグランドとなる鈴鹿に関しては今年も、冬、春、秋の3回の山旅を重ねた。例年同じ山域ばかりだが、気のあった山仲間と山旅は実に楽しい。冬の山行は悪天候のために中止となり、日を改めて単独でイブネをめざした。春は花見山行、秋は紅葉を楽しむ山旅だった。

山と渓谷10月号

この雑誌、購読を初めて何年になるかな。毎月15日にあると書店になる並ぶので、忘れずに毎月買いに行っている。今年から誌面を一新したようで、山の良さを多様な角度から捉えるようになってきているようだ。以前は、普通の登山者では手に負えない岩稜や、厳冬期のアルプスなどが印象に残っていたが、最近では山小屋だの温泉だのが話題になってきている。もちろんあこがれのアルプスの山々の紹介は外していない。また雑誌を見ていると、山道具の進化も見逃せなくなり、早速購入して道具が何点かある。ようするに、いいお客様になっているということか。

また週末が雨になった。梅雨が明けてからは好天に恵まれることが多く、よい山行が続いたが、秋雨前線が出始めてからは、週末に天気が崩れるというパターンが続いている。来週から2週続けて予定が入っているので、次回のアルプスでは、初冠雪ということもありそうだ。山はどこへも逃げていかないので、どっしりと構えて次の山に向かおうと思う。

ザックを買い換える

65リットルか、80リットルか迷ったが、値段の重量もあまり変わらないので、80リットルを購入した。以前は75リットルと65リットルと使い分けてきたが、フィット感がいまいちで、そのうちに慣れるだろうと思っていたが、結局駄目だった。
1泊2日の塩見岳山行でシェークダウン。1泊2日の単独装備なので、ザックの中はごそごその状態だ。だけどフィット感は抜群だ。腰と背中と肩にうまく重量が分散している。重量は2.2キロだ。ザックも色々と使ってきたが、1気室のシンプルで軽いのが一番だと思う。
ついでにポイントが5000円分貯まってきたので、60リットルも購入した。これは更に軽くて1.8キロくらいだ。冬期以外の2泊3日くらいならこれで十分だ。早速使いたくなってきたな。

尾西のアルファ米

ファイル 44-1.jpgファイル 44-2.jpgファイル 44-3.jpg

尾西のアルファ米のパッケージが新しくなった。新しくなったのはパッケージだけなのか、私としては関心が高い。テント生活で摂取する炭水化物は、このアルファ米、インスタントラーメン、パスタ、パンなどだ。以前、生米を持って行ったことがあるが、気圧が低くてうまく炊けない。それよりも手間がかからずに、何とか食べことができるのがアルファ米だ。野菜と煮込んでもいいし、チャーハンにもできる。もちろん、レトルト食品を持っていれば、色々とメニューが楽しめるわけだ。今日は新製品を調達してきたので、今度の3泊4日の山行で食してみることにしよう。