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八ヶ岳で事故

長野県の八ケ岳連峰横岳(二、八二九メートル)で二十四日午後、41歳女性が動けなくなり、同行していた登山仲間が救助要請した。二十五日午前、県の消防防災ヘリで収容されたが、死亡が確認された。死因は低体温症。
 茅野署によると、四人は二十三日に入山し、横岳へ向かって岩登り中、41歳女性が体調不良を訴えた。男性二人が付き添い、一人は近くの山小屋に救助を要請して再び現場に戻ったが、三人とも二十五日未明に山小屋に避難した。四人は同じ山岳会のメンバーで、現場付近は風が強かったという。

コメント

バリエーションルートとして知られている石尊稜のことだと思う。初級ルートで今年の冬のルート候補に挙げていたが、なぜ事故が起こったか原因がわからないと不安だ。体調不良で動けなくなったとあるが、登攀途中だろうか。登攀途中ならロープを使って降ろすレスキュー技術が必要だ。自分ならどうするか、今その手順が頭を巡っている。それとも稜線に出てからだろうか。いずれにしろ24日は今期の最大寒波襲来の日で、吹雪かれているので、おそらく気温はマイナス30度以下になっていたと思われる。登攀は結構な待ち時間があるので、身体の動きが止まると急速に冷えてきたのだろう。

2013年2月26日