●イワザクラ サクラソウ科 サクラソウ属 岩桜
primuraceae primula
<分類>
A 子房上位。おしべ5個で仮おしべがない。
B 花冠には細長い花筒があり、上部は5裂に広く開く。
C 葉は根際に束生。その間から花茎をのばし、散形花序をつける。
D おしべは、花筒中部につき、花糸は筒をつくらない
E 花筒は細長くより長い。
レッドデータブック三重県:絶滅危惧㈼類
国内では本州(岐阜、三重、紀伊半島』、四国、九州中部
県内では、いなべ市、菰野町、津市、松阪市、大台町で記録がある。生育地は非公開。
【根茎】
【葉】
数枚が根際に集まり、軟毛のある長い柄をもつ円形で径4〜7cm。基部は心形で、縁は浅く裂け、裂片には不揃いの低い鋸歯がある。上面は無毛。高さ15cmほどの花茎を出し、頂に紅紫色の柄のある花を2〜4個散形に開く。
【花】
ガクは緑色で5裂してとがる。花冠の筒部は細く、長さ15〜20mm。上部は5裂して平らに開き、径2.5〜3cm裂片は深く2裂する。おしべは5個、めしべ1本。
果実は細い円柱形のさく果で長さ1.5〜2.5cm。縦に5裂して種子を散らす。