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今週末の捜索について その2

ブログ「りゅう太の徒然日記(+鉄分少々)」
2/26再び御池岳へ。そしてNさんの行動を推測する
http://pub.ne.jp/ryuuta/?entry_id=4183208

りゅう太さんの26日の記録ですが、
2月11日の記録 http://pub.ne.jp/ryuuta/?entry_id=4164089 と比較してわかることは、
丸山から下ったトレースが残っているということ。2月11日と26日の写真を比較しみると、登りはトレースを共有しているし、下りのワカンの足跡の歩幅が長い。12日の下山なら新雪のトレースは雨で消えていると思うので、やはりその日のうちに丸山を下ったと推測できる。トレースをたどればいいので道迷いはなく、野営適地を探しながら下ったと思われる。
積雪期の場合の野営適地は、雪崩の心配がなく、風が避けられ、少し平坦なところがあればどこでもOKで、できれば展望がよい所に設営したい。しかし、11日から12日にかけては冬型の天候だったので、丸山付近かテーブルランドでの設営は厳しかったかもしれない。
いずれにしろ、このトレース痕の事実から、来た道を戻るつもりだったと判断できる。さて、野営地だが、冬山なのでかなり慎重になったと思う。上の条件を満たし実績のあるところ、つまりネットで得た情報をもとに、あらかじめの目安があったのかもしれない。

これは昨年の同時季の私のレポートだが、野営地は、真の谷左岸尾根の乗り越し部分の平坦地を選んだ。私もNさんと同じ携帯会社だが、たしかメールの送受信は出来たと思う。
http://web.me.com/photocb/html/2011/2011_02_1213oike/2011_02_1213.htm
りゅう太さんの26日の記録をみると、それらしき痕跡を確認している。やはり、地形的にも、あのあたりしかないと思うのだが。

12日のNさんはどのような行動をとったか?
野営地の推定から判断すると、実績のある鞍掛け方面には向かわなかったと思われる。12日の天候はどうだったかというと、私はこの日、御在所岳本谷を登っていた。
http://web.me.com/photocb/html/2012/2012_02_12gozaisho/2012_02_12.htm
この日は、冬型の厳しい天候だったはず。登り返し、吹雪をついて鈴北には向かわなかったと思われる。穏やかな天候なら、スノーハイクで鈴北まで足を伸ばしたことも考えられるが。朝6時33分の自宅への下山メールは、この時点で下山を決めたということ。初心者が冬山をやる場合、まず、テント泊すること自体が目標になる。目標が達成できたし、天気も悪いので、あとは下山あるのみ。


帰路は、普通に考えると、また、これまでのNさんの経験から判断すると、県境稜線をたどったと思う。わざわざ真の谷を下り、白瀬峠へ登り返りだろうか。積雪期の谷ルートは厳しいことは知っていただろう。

もし、カタクリ峠まで来たら、ルートは3つあるが、カタクリ峠までで迷ったことも考えられる。
1 そのまま県境稜線を縦走する。
2 コグルミ谷を下る。
3 一旦、真の谷に下り、白瀬峠で県境稜線に合流する

可能性が一番高いのは県境稜線を辿ることだが、このルート上で転倒滑落、雪庇の踏み抜きなどのアクシデントが発生しただろうか。普通に尾根の芯を歩いていたら、事故は考えにくい。もし、転倒滑落を疑うのであれば、痩せ尾根のところ(カタクリ峠と白瀬峠の間)になる。視界不良で道に迷い、事故につながった可能性の方が高いと思うが。このルートは、無積雪期なら踏み跡がしっかりとしているが、積雪期は目印を見つけにくい。というか、自由にスノーハイクしたいところだ。ならば、迷いやすいのはどこか、となる。
ここで気になるのは、12日の11時ころの白瀬峠にトレースなしの報告をどうするか。この日はそれほど積雪がなかったし、トレースが風に吹き消されたことも考えられる。もしトレースなしが本当なら、白瀬峠から藤原側を除外できるが。そして、遭難地点は携帯の電波が届かない所だ。

ここでこんな情報がある。
http://ameblo.jp/akabou-kinya/entry-11163377197.html
2012-02-13 08:14:03
Theme: ブログ
昨日またまた鈴鹿スノーハイクに行ってきました。御池岳リベンジです

前日に大貝戸登山口行きました。無料休憩所にはすでに二人が寝ており、仕方なく何時ものようにツェルトを床に広げ、その中に潜り込んで仮眠。4時40分に出発、雪は降っていましたが、あまり寒さは感じませんでした。
2時間で藤原山荘着、休憩も無くそのまま御池岳に向いました。
白瀬峠8時、御池岳山頂には10時に到着しました。
帰路の途中の白瀬峠まで他の登山者に会うことも無く、まったくトレースの無い新雪を歩く事ができました。
クラストした雪の上に新雪が積もった好条件で、深くは潜りませんでした。
白瀬峠から木和田尾道で西藤原に下りました。
途中3パーティー20人程に会いました。

以上

もしこの二つの情報が正しいとすると、かなり絞り込めるが。

今週末の捜索の目安を考えてみたが、皆が協力して、可能性のある所を地道につぶしていくしかないだろう。

*二つのサイトから無断引用させていただいております、ご了承ください。

真の谷、雪崩の痕跡の調査

昨日、今日(3月8日)と遭難対策委員会のIさんらが、丸山の南から真の谷へ派生する尾根末端の雪崩の痕跡の調査を行ったとのこと。残念ながら手がかりは得られなかったらしい。真の谷も何度か捜索に入っているが、手がかりなしの状態だ。Nさんは、これまでに経験のない、真の谷は避けているということだろう。ならば、コグルミ谷右岸尾根、木和田尾根、丸尾もしかり。登山届け通り、来た道を藤原方面にもどったか、それとも過去に実績のある鈴北経由で鞍掛峠から下山しようとしたかになる。

藤原岳・御池岳・鈴北岳 捜索情報 Wiki
http://www50.atwiki.jp/hnagashi/pages/13.html