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映画「岳」を見る

映画の「岳」を見に行った。昨年の「剱岳点の記」以来の映画だったので、劇場のスクリーンや音響に迫力が感じられ、新鮮みがあった。さて内容だが、遭難者を救助するという、ごくありふれたストーりーだった。点の記のような時代背景や壮大なプロジェクトなどがないので、重みは感じられないが、フリーで何の束縛もなく自由に山を歩く三歩(小栗旬)の生き方に、年甲斐もなくあこがれを感じた。また、新人山岳救助隊員、椎名久美を演じたのは女優のながさわまさみ。最近、山ガールと称する若い女性を多く見かけるようになったが、山スカはいたらハーネスの装着はできないだろう。山の映像は穂高中心だが、撮影は八ヶ岳、立山、西穂、八方尾根だったようだ。これを機に若い人が山に興味をもつといいが。山に行くと、自然の美しさや厳しさが体感でき、人間が成長すると思うが、どうだろうか。