春から秋にかけてテント泊をする機会が多くなる。
経験を重ねるごと、年を重ねるごとに食事の内容も変わってきた。
経験を積めば要領が良くなり、食材もそれなりに工夫できるようになる。
パスタ、カレー、ラーメン、レトルトものなどは定番で、決しておいしいとはいえないα米をごまかして食べることができる利点がある。しかし年を重ねるごとに、又疲れているときなどは、味の濃いものはのどを通っていかない。しかし食べないと明日の活力は得られない。それではどうするか、いろいろとメニューも工夫しているが、最近は野菜と味噌汁に落ち着いてきた。野菜のトマトソース煮なんかもいける。トマトソース煮の時はパンを主食にできるが、味噌汁の時はやはりご飯を主食にしたい。しかし味が質素になると、α米のまずさが目立ってしまう。この課題を解決するには、現地でご飯を炊けばいいのだが、森林限界を超えるテント場は気圧が低く、うまく炊けないのが現実だ。無洗米を持って行き、厚めのアルミコッヘルで炊いてみたことがあるが、悲惨な結果となった。捨てるわけにも行かず、最後はおかゆにして無理矢理食べた記憶がある。しかし道具を変えれば何とかなるだろうと、専用にライスクッカーを注文してみた。さて結果はどうなるか。