山域別登山レポート 大峰の山       山域のメニューに戻る

 

 

釈迦ケ岳  弥山・八経ケ岳  大普賢岳  七曜岳  山上ケ岳

 
  紀伊山地の山々は主に、修験道として古くから歩かれ、現在では「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録されている。とりわけ大峰の主稜は大峰奥駆道と呼ばれ、奈良県吉野山と熊野三山を結んでいる。この主稜線上の山、山上ガ岳、大普賢岳、弥山、八経ケ岳、釈迦ヶ岳などが登山の対象となっている。標高こそ2000mに届かないが、自然は豊かで、人々の畏敬が、山や森に宿る神仏への祈となり、精神世界が築かれてきた。現在の登山者がどのような思いで山頂を目指すのかはわからないが、大峰に美しい自然が残っているのは確かだ。  
  釈迦ヶ岳  
 

 

釈迦ヶ岳、孔雀岳(大峰)2020年6月2日 No.1289
〜取材で太尾ルートチェック、孔雀まで足を伸ばした〜
太尾登山口〜P1468〜古田の森〜かくし水〜釈迦ヶ岳1799.9m〜馬の背〜象の鼻〜両部分〜昼休み〜孔雀岳1779m〜両部分〜象の鼻〜馬の背〜釈迦ヶ岳〜かくし水〜古田の森〜太尾登山口  *野鳥、風景、花撮影時間が含まれるのでコースタイムは参考になりません。
別ルートのチェックと写真撮影で再び釈迦ヶ岳に登った。釈迦ヶ岳登山の大半がこの太尾ルートから登られている。というのは太尾登山口の標高は1400mほどあり、登山の標高差が400mとかなり楽だ。それに、雰囲気の大変良い尾根ルートで、大峰のいいところを満喫できるなど、楽をするわけではないが、じっくりと大峰の自然と対峙でき、歩くだけではもったいないルートだ。


 

釈迦ヶ岳(大峰)2020年5月30日 No.1288
〜雑誌の取材で大峰奥駈の道で山頂を往復〜
前鬼林道ゲート7:30〜小仲坊8:10〜二ツ岩9:30〜太古の辻10:25〜10:40大日岳往復11:00〜深仙ノ宿13:10〜12:15釈迦ヶ岳(1799.9m)12:35〜深仙ノ宿13:10 〜太古の辻13:40〜二ツ岩14:10〜小仲坊14:50〜林道ゲート15:15 累積標高(上り:下り)1370m 合計距離12km 7h50m *野鳥、風景撮影時間、休憩時間含む
9月号の取材で急遽、大峰奥駈の道から山頂を往復した。簡単に登れるルートがあるが、「大峰奥駈の道 」がテーマなので、由緒正しい前鬼から山頂を往復した。かなり久しぶりで記録を見ると前回の登山から10年が経過していた。熊野に赴任していたときはアプロートが近いのでよく登っていた。しばらく大峰からは遠ざかっていて、今回改めて山の魅力を再発見できたと同時に、身も心も浄化されて下山した。


 

釈迦ヶ岳(大峰)2010年11月3日 No.570 隊長、うさぎ
〜釈迦ヶ岳は樹氷と紅葉のコラボ〜
前鬼林道ゲート(7:10)〜小中坊(7:40)〜二つ岩(9:00)〜太古の辻(9:45)〜深仙の宿(10:23)〜(11:20)釈迦ヶ岳1799.6m(12:00)〜深仙の宿(12:34)〜大日岳(13:05)〜太古の辻(13:26)〜二つ岩(14:10)〜小中坊(15:15)〜出発地点(15:45)
歩行距離10.5km 累積標高+1200m *小休止、撮影時間を含む
秋が深まると共に紅葉も標高を下げ始めた。地の利を活かし今年も大峰の釈迦ヶ岳へ。平野部の市街地から紀伊半島の中心へのアプローチは時間がかかり不便だが、熊野からだと車を走らせ約1時間で登山口に到着できる。大峰の山は奥駆で知名度が高いが、アプローチが悪いために、ハイシーズンでも登山者はそれほど大くはない。今回も祝日の好天だったが、前鬼から入った登山者は数えるほどだった。ところで、釈迦ヶ岳への登路は前鬼からの他に、西側の旭口からのものがある。このルートは標高差がわずか500mで、半日もあれば十分に山頂を往復できる。従って登山者の多くはこのルートを利用していて、この日も山頂は軽装の登山者で賑わっていた。

釈迦ヶ岳(大峰)2009年6月7日 No.495 隊長
〜梅雨入り前の貴重な晴天を釈迦ケ岳で〜
梅雨入り前の貴重な晴天になった。シロヤシオの開花等高線は1700mまで上がり、季節は夏へと入っていく。こうして山を咲き上がっていく花を追いかけているうちに、気がつくと高山植物の花が咲き始める。しかしこの時期はまだ、高山植物には時期が早いので、咲き上がりのシロヤシオを求めて大峰釈迦ヶ岳に登った。1ヒルを支払う。
前鬼林道ゲート(7:04)〜(7:33)小仲坊(7:37)〜二ツ岩(?)〜(9:12)太古の辻(9:20)〜深仙の宿(9:44)〜(10:36)釈迦ヶ岳(11:20)〜深仙の宿(11:58)〜(12:20)太古の辻(12:35)〜二ツ岩(12:56)〜小仲坊(13:40)〜ゲート(14:05) *小休止、撮影時間を含む

釈迦ヶ岳1799m(大峰)2008年11月29日 No.472 隊長
〜釈迦と名のつく山は多いが、今回は大峰の釈迦だ〜
大峰は遠い所だという固定観念があったが、熊野からだと時間的に鈴鹿の山へのアプローチと同じだ。ただし国道169号線からだと登山口が限られる。今回は釈迦ということで、前鬼からアプローチとなった。先週が鈴鹿の釈迦ヶ岳で今週は大峰の釈迦ヶ岳。実はねらっていた。天候も悪くはなかったので、入山者もある程度いるかなと思ったが意に反して、前鬼からの入山者は私と和歌山からの親子のみだった。

前鬼林道ゲート(8:23)〜小仲坊(8:58)〜二ツ岩(9:50)〜太古の辻(10:35)〜深仙の宿(11:08)〜(11:56)釈迦ヶ岳(12:35)〜深仙の宿(13:04)〜(13:18)大日岳(13:53)〜太古の辻(14:12)〜二ツ岩(14:40)〜小仲坊(15:18)〜ゲート(15:50) *小休止、撮影時間を含む

 

 
  弥山・八経ケ岳  
 

 

弥山、八経ケ岳(大峰)2020年7月2日 No.1294
〜オオヤマレンゲを見に行く〜
行者還トンネル西口7:30〜奥駈道出合8:40〜弁天の森9:20〜聖宝の宿跡10:05〜11:00弥山11:40〜12:20八経ケ岳12:50〜13:20弥山13:45〜出合15:20〜西口16:00 累積標高1180m 移動距離10km 8h50m
梅雨の晴れ間が夏日になるパターンが続いている。登山も低山歩きが厳しい気候になってきた。6月から台高、大峰シリーズを続けてきたが、暑さに追われていよいよ最高峰の大峯山にオオヤマレンゲを見に登った。紀伊山地での自生地は限られていて、これまでにも何度となくこの花を見に登った。久しぶりに見に行こうと思い記録を見ると十数年の歳月が流れていた。当時と比べ体力は落ちているが、美しい花や、山岳風景を見たい気持ちは変わらない。今回は晴天に恵まれ、大峯山が満喫できた。今年はバイケイソウが良く咲いていた。野鳥は、ルリビタキ、カヤクグリが撮影でき嬉しかった。


 

弥山川(大峰)2010年11月23日 No.575 N師匠、UTTY、つくだにさん、隊長
〜双門滝はガスの中、タイムアップでカナビキ谷ルートに逃げる〜
熊渡登山口(7:18)〜林道終点(7:48)〜白川八丁〜一の滝(11:30)〜双門滝テラス(12:10)〜(13:15)河原で昼食(13:50)〜登山道合流(14:30)〜カナビキ谷ルート分岐(14:56)〜林道(16:15)〜ゲート(16:44)
大峰には魅力的なコースが多い。しかしアプローチに3時間を要するため、どうしてもアルプスが優先してしまい、入山する機会が少ない。今回の双門コースもこれまでに、何度となく計画に上がっていたが、入山の機会に恵まれなかった。今回、山行計画を提案したところ、4人のパーティーが組めたので決行となった。さて、双門コースだが、ルートは整備されているものの難コースであることに変わりはない。今回は天候に恵まれず、渡渉やへつりや断崖の岩場は良く滑り、細心の注意が必要だった。それにもまして必要なのは体力だろう。

弥山、八経ケ岳(大峰) 2004年7月3、4日 No.275

弥山・八経ケ岳 2001年7月7日 No.119

弥山・八経ケ岳 2002年7月7日 No.165

 

 
  大普賢岳 山上ケ岳  
 

 

大普賢岳(大峰)2020年6月16日 No.1291
〜大峰は自然と文化の宝庫、奥駈道で大普賢を周回〜
和佐又ヒュッテ下の駐車場7:05〜和佐又コル7:40〜8:45笙の窟9:00〜石ノ鼻9:30〜小普賢〜10:15大普賢1780m10:40〜水太覗11:00〜弥勒岳11:10〜国見岳11:40〜七曜岳12:40〜無双洞13:30〜底無井戸〜大普賢分岐15:10〜コル15:40〜駐車地16:05 累積標高 1490m 距離12.5km 行動時間9h 
今回の山行はひもが付いてないので思うままに歩けた。 ここのところ大峰が続いているが、歩くほどに大峰の自然と文化に手応えを感じる。大普賢はアプローチがいいので、今回で5度目の登山となった。 この時期、木々や草花の花は終わっているが、ブナ、ミズナラ、ヒメシャラ、二の木が林立する森を歩くだけで興味深さを感じる。野鳥も活発で、駐車場から歩き始めるとカケス、アカゲラが忙しく飛び回り足が前に進まなかった。葉が茂るこの時期の野鳥撮影は難しく、しっかりと撮影できたのは幹を這うゴジュウカラぐらいで、今日もチャンスが少ないなと思っていると、目の前に草を食む鹿がいて、しっかりと撮影の相手をしてくれた。晴れ間が広まると一斉にエオゾハルゼミが泣き出し、自然の息吹が感じられた。


 

七曜岳、大普賢岳(大峰) 2009年4月11日 No.486 隊長
〜残雪があったが、高所高温に体がついてこなかった〜
都合により朝は、熊野からの出発となったので、山域を大峰とした。釈迦なら一時間で登山口に立てるし、和佐又を基点にすれば1時間半で歩き始めることができる。翌日は御池岳で、花の撮影を予定しているので、今回は体力温存のために比較的楽な大普賢を選択したのだが。

和佐又ヒュッテ(8:01)〜分岐大普賢分岐(8:17)〜無双洞(9:18)〜七曜岳1584m(10:48)〜国見岳1655m(11:44)〜(12:40)大普賢岳1779m(13:10)〜小普賢(13:38)〜笙の窟(14:01)〜分岐(14:31)〜和佐又ヒュッテ(14:42) 累積標高+1200m 歩行距離12km

大普賢岳(大峰)2009年10月12日 No.510 隊長、うさぎ
〜秋を探しに大峰へ〜
和佐又ヒュッテ(8:45)〜(10:09)笙の窟(10:18)〜(10:40)石の鼻(10:50)〜(11:30)大普賢岳1779.9m(12:15)〜笙の窟〜七曜岳分岐〜和佐又山分岐〜和佐又ヒュッテ(14:30)
この連休は晩秋の白山を予定していたが、直前に台風が通過したことで落葉が予想され又、最終日(13日)の天候が下り坂に向かっているらしかったので、行き先を大峰に変更した。しかし大峰でも落葉が予想されたが、それほど紅葉が進んでいないだろうと判断した。山頂のピストンという短い行程だったが、好天に恵まれ大峰の秋を満喫できた。もう少し季節が進むと、色好きも増してくるだろう。

大普賢岳1780m、山上ガ岳1719m(大峰)2008年9月23日 No.462 隊長
〜先生と一緒に風になって、奥駈道を軽快にトレイル〜
和佐又ヒュッテ(7:20)〜日本岳のコル(8:18)〜小普賢岳(8:36)〜大普賢岳1780m(9:00)〜脇の宿跡(9:37)〜女人結界(阿弥陀ガ森分岐)(9:45)〜小笹の宿(10:08)〜(10:40)山上ガ岳1719m(11:08)〜小笹の宿(11:33)〜女人結界(11:56)〜大普賢岳1780m(13:04)〜和佐又ヒュッテ(14:15) 歩行距離16km 累積標高(+-)1200m 行動時間 6時間55分
以前から暖めていた奥駈のトレイル。そのためにはまず、稜線まで上がらなければならないが、熊野からのアプローチを考えるとやはり、和佐又からが有利と判断。大普賢に登りそれから山上ガ岳をピストンする計画だ。カシミールで距離と標高差を計測。歩行距離16km、累積標高差1200mである。これならアルプスの平均的な楽な1日の行程だ。ガイドブックを見ると9時間以上の行程になるが、荷物を軽くしトレール用の靴で時間短縮をねらった。

大普賢岳(大峰) 2004年11月13日 No.293
和佐又山ヒュッテ1143m(9:40)〜和佐又のコル1240m〜日本岳のコル1496m〜小大普賢岳〜(11:25)大普賢岳1780m(12:00)〜国見岳1655m〜(13:10)七曜岳1584m(13:45)〜無双洞1003m〜底無井戸〜岩本新道出合〜(15:50)和佐又のコル(16:00)〜和佐又山1344m〜和佐又山ヒュッテ(16:30)小休止と撮影時間は含む(累積標高差1440m)

 

 

 
     
 

 

 

 

 
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