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七曜岳、大普賢岳(大峰) 2009年4月11日 No.486 隊長
〜残雪があったが、高所高温に体がついてこなかった〜
都合により朝は、熊野からの出発となったので、山域を大峰とした。釈迦なら一時間で登山口に立てるし、和佐又を基点にすれば1時間半で歩き始めることができる。翌日は御池岳で、花の撮影を予定しているので、今回は体力温存のために比較的楽な大普賢を選択したのだが。
和佐又ヒュッテ(8:01)〜和佐又のコル(8:17)〜無双洞(9:18)〜七曜岳1584m(10:48)〜国見岳1655m(11:44)〜(12:40)大普賢岳1779m(13:10)〜小普賢()13:38)〜笙の窟(14:01)〜分岐(14:31)〜和佐又ヒュッテ(14:42) 累積標高+1200m 歩行距離12km 本日のコース
カメラ:α350 レンズ: sony18-200mm

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 朝6時に起きておにぎりを作って家を出たのが6時半だった。42号線を北上し途中で169号線に入った。この国道は道幅はあるものの、カーブが多くて走りにくい。上北山を過ぎ和佐又ヒュッテまでの所要時間は1時間半だった。和佐又口からヒュウテまでの林道は傾斜があり、グイグイと高度を稼いで登っていくので大助かりだ。ヒュッテに到着すると既に、数台の車が駐まっていた。天気の良い休日は常に登山者があるようで、大峰でも比較的簡単に登れる人気山岳にようだ。台高、大峰とも大変魅力的な山岳だが、やはり問題はアプローチだろう。その点和佐又は、アプローがもよいので評価できる。ヒュッテでその日の駐車料金(3時間以上は1000円)を支払い、駐車場を後にした。

 
左:ヒュッテ前に広場       右:登り初めからブナが目に付く

今回は七曜岳から行者還岳をピストンする予定なので、和佐又のコルで七曜岳への進路をとった。分岐からしばらくは、大普賢への登路と平行するトラバース道となる。ミズナラ、ブナ、ヒメシャラの多い自然林を歩くのは気持ちがよい。というより、徐々に高度を下げているので軽快に思える。分岐の標高が1200mほどあり、無双洞が約950mなので、標高差にして都合250mほど下ることになる。

  
大普賢分岐

歩きやすかった登山道も水太谷の枝流手前で険しくなり、ガレた斜面をクサリを頼りに一気に降下する。要所にクサリが設置されているので、手がかり足がかりはしっかりとしているものの、複数の場合は落石には十分注意したい。高度を下げるにつれ、渓流の音が谷に響いている。谷を渡ると右岸のトラバース道となる。谷の上部まで林道が通じているらしく林道への案内が書かれていた。この辺り谷が深いのでGPSの電波が入りにくく、後で確認するとトレースに誤差が出ていた。

   

 しばらく進むと水廉の滝に出る。この日は水量も豊が見応えがあった。無双洞はこの滝の上部にある。洞穴の下に水のわき出る穴が二つ見える。登れるよう木のハシゴが設置されているが朽ちかけていた。前回は素通りしてしまったので今回は少し立ち寄ってみた。いわゆる石灰岩洞窟のことだ。


水廉の滝

 
無双洞

 さてここから七曜岳1584mまでは標高差630mほどの登りになる。尾根に乗るまでの最初の300mがきつい。最初はグイグイと登っていたが、徐々にペースが落ち始める。どうも気温が予想以上に上がっているようで、体が高温に順応しておらずいつもの調子がでない。というよりも昨日の宴会の疲れか。いずれにしろ先週までは低温が続いていたのでやはり体がなじんでいないようだ。これから夏場に向けて体を、高所高温に順応させていく必要があるようだ。

 尾根に乗ると一旦傾斜が緩むが、七曜岳手前で再び傾斜がきつくなる。登るにつれシャクナゲが目に付くようになり、大きな岩を避けながら、要所に設置された鉄ハシゴを利用しながら登っていく。明るい自然林だが季節が早く、まだ花の気配は感じられなかった。

 

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2009年4月11日  Copyright (C) 2009 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home