■北穗高岳(北アルプス) |
レポート No.982 |
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8月11日 鈴鹿(7:00)〜春日井(8:20)〜沢渡(12:00) |
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プロローグ 北穗高岳滝谷ドームは過去に二度挑戦しているが、悪天のため途中撤退していた。毎年夏には計画に上げてきたものの、機会に恵まれず3年が経過していた。そして今年、仲間と機会と天候にに恵まれアタックすることになった。「鳥も通わぬ」と形容される滝谷だが、実際にもろく、縦走路からに見てみると、登攀対象となる岐阜県側はハイマツも育たないほど荒々しく、険しい。この3000m級の岩壁はクライマーを魅了し、多くのルートが開かれてきた。今もアルパインクライマーによって登り継がれていて、今回も確認しただけで、第一尾根、クラック尾根、中央稜、第4尾根にそれぞれパーティーが入っていた。 アプローチ 我々は上高地から入山したが、カトリーヌさんたちは新穂から白出で入山した。0時過ぎに沢渡に入りタクシーで上高地入りし、6時に東京から来る村上さんと合流した。昨日の11日は、初めての「山の日」ということで、上高地のバスターミナルで皇太子を迎え大々的な式典があったようだ。当初11日から計画していたが、一日ずらせてよかったと思った。 上高地 予定通り6時に村上さんと合流し、上高地を出発した。上高地は早朝ということもあり、観光客はまだ入っておらず、大半が登山者だった。 徳沢あたりまで歩いてくると徐々にザックの重みが肩にかかってくる。ザックには余計な荷物はいい際はいっていないがそれでも17キロになっている。内訳は、テント装備などの生活用具と登攀用具が半々だと思う。生活用品は今回、食料など現地で調達できるものは極力持たないようにして軽減に努めたが、当ハングだけは減らすことができない。小屋泊にすれば、生活部分を減らすことができるが、経費節約ということもあり、担げるうちは担ごうと思っている。 徳沢を過ぎると前穂が見えてくる。今日はしんくんとたばたさんが奥又へ入っているようなので、今頃はどこを歩いているだろうかと思いながら前穂を見上げながら歩いた。 横尾 上高地から横尾まで約11キロあり、この間に明神と徳沢があり、約4キロで休憩していたが最近は30分に一度休憩しないときつくなってきた。初日は涸沢までの計画だったので、急ぐこともないのだが。 横尾を過ぎると左手に屏風岩が見えてくる。ここは9月にやる予定なので特に気になる岩壁だ。岩子やあたりで渡渉するようなので、河原を見に降りてみた。 本谷橋 横尾を過ぎ本谷は氏まで来るといよいよ本格的な登山道となる。夏の日差しは厳しく、重荷のザックでの登りはきびしい。幸い樹林がしばらく続き、木陰になるのがせめてもの救い。何度も小休止を挟みながら高度を稼いでいった。 涸沢 14時過ぎ、涸沢に到着した。テント場は盛況で、少しでのいい条件をと、物件を物色し、二張りとなり合わせの場所を選択した。ご存じのようにここのテン場は岩の上なので、少しでも快適な場所を探すのに苦労する。テントの底を痛めたり、エアマットがパンクしたり。小屋泊もいいが、どちらの小屋もこの時期は混雑している。テント設営後、小屋でカレーライスを注文し昼食にした。 カトリーヌさん達は一気に穂高小屋まで上がったようだが、我々はここまでくるのがやっと。ゆとりの時間を休憩に充てた。少しでも標高が低い方が身体を休められる。17時過ぎに最近定番となった、サトウのごはんチャーハンでシンプルな夕食。夕食後はミニ三脚をつかって夜景の撮影。星空を期待したがガスが多くて期待通りに撮影ができなかった。 | 8/12 | 8/13 | 8/13-2 | 8/13-3 | 8/14 | 8/14-2 | |
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