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■八ッ峰&剱岳(剱岳) 2019年7月25日〜27日 No.1234
〜梅雨明けを待って剱岳のバリエーションを満喫〜
【登山者】 Nくん、隊長
【行程】
7月25日 鈴鹿4:00〜富山駅8:10〜立山駅10:10〜室堂11:40〜雷鳥沢12:30〜別山乗越15:00〜剱沢野営場16:00
7月26日 剱沢野営場3:00〜長次郎谷出合4:40〜八ッ峰6峰Cフェイス取付7:00〜6峰9:50〜7峰11:10〜8峰〜八ッ峰の頭12:20〜池ノ谷乗越13:00〜長次郎の頭〜14:20剱岳14:35〜前剱〜一服剱〜17:20剣山荘17:40〜剱沢野営場18:10
7月27日 剱沢野営場5:20〜別山乗越〜雷鳥沢〜室堂9:20〜立山〜富山駅〜鈴鹿18:00

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登攀日 2時に起きて食事をした。今日はロングルートなのでしっかりと食べた。ヘッデンを頼りにまずは剱沢雪渓までおり、アイゼンを装着し雪渓を下った。歩きやすい雪面で快調に下って、長治郎出合に到着した。心配された雪渓の状況だが、出合から見上げる限りしっかりと繋がっているようだった。

 
剱沢雪渓を下る      平蔵谷


長治郎谷

長治郎谷 ちょっと話は古くなるが、映画「点の記」で有名になった長治郎谷だが、八ッ峰やチンネをやるにはこの谷を登ることになる。何度もこの谷は使っているが、その年の積雪状況により雪渓が寸断されて使えないこともあった。今年は雪解けが遅れたのでそれほど心配する事はなく、想定通りしっかりと上部まで繋がっていた。平蔵谷と共に登山地図にはバリエーションルートとして紹介されているが、しっかりとした装備がないと難しいだろう。

 
長治郎谷の1,2峰間ルンゼの手前の岩屋     長治郎谷を登る

長治郎谷の1,2峰間ルンゼの状況を確認しながら登って行くと、雪渓の最狭部で横にクラックができはじめていた。近くにはマンホールほどの穴が開いていて水流の音が聞こえていた。雪渓は安定しているように見えても、下の状況までは確認できないので怖さがある。


熊の岩手前

熊の岩が近づくと 今日登攀する6峰の取り付きが気になり出した。どうも雪渓が繋がっているようだ。繋がっているのはいいが、シュルンドがどれだけできているかが気になった。とりあえず取り付きまで頑張る。熊の岩手前になると雪渓の傾斜もきつくなる。


6峰。右から順にA,B,C,Dフェイス

Cフェイスの基部はシュルンドが開いていたが、うまく降りることができた。ところが開始点までは入ることができず、少し手前からのフェイスからスタートになった。今回はグレードが低かったのでクライミングシューズは持ってこなかった。しかも濡れていてよく滑る。カムでプロテクションをとりながら慎重なスタートになった。クラシックルートは普通の登山靴で開拓されているので、先人の気持ちになって登攀を楽しんだ。


左が剱岳 、中央が長治郎の頭あたりか。長治郎のコルが見えている

 
つるつるのフェイスに手を焼いた

 
変則的に険稜会ルートに合流した

 


剱岳山頂


剱岳と長治郎の頭

 
 ラストピッチ    BC間ルンゼの崩れそうな雪渓


ナイフリッジに入る

ガスで見通しが悪くなってきたので、20m前後でピッチを切りながら登った。 青空はあるがガスがまとわりついてすっきりとしない。肝心のナイルリッジのところはガスで撮影ができず残念だった。皮肉にも後続のパーティーがナイフリッジにさしかかるとガスが晴れた。


後続のパーティーが ナイフリッジにさしかかるところ


Cフェイス最後のピッチ

 

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