■八ッ峰&剱岳(剱岳) 2019年7月25日〜27日 No.1234 |
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| ページ1 | ページ2 | ページ3 |ページ4 | ページ5 | イントロダクション 梅雨明けが遅くなり予備日に設定した日程で八ッ峰に行くことができた。天候的にはまずまずで、夜に風雨があったが、行動中は雨に降られることはなかった。いつまでも記憶に残る名ルートで自身、何度か足を運んでいるが、記録を遡ってみるとすでに8年が経過していた。前回は一人ですべての荷物を担いでいたが今は無理な年齢になっている。今回若いN君が居てくれたので、登攀具一切を彼に任せ私はテント一式を担いだ。2泊3日の食料と登攀の個人装備+アイゼンとピッケルだけなのでこれならなんとかなった。ルートは特に問題になる箇所はなかったが、Cフェイス取り付きにシュルンドが開いていて、開始点に入ることができなかった。頭からの懸垂下降はどれだけ注意しても落石がおこるので、ルートを選んで下降したい。頭の下を通る池谷ガリーはチンネから熊の岩に帰るパーティーや北方稜線を歩く人がいる。 立山ー室堂 富山駅でNくんを拾い立山駅の駐車場に入る。正面の駐車場は平日にもかかわらず満車で臨時に入った。ほとんど待ち時間無しでケーブルに乗りバスで室堂に入った。さすがに2500mにもなると涼しい。登山的には、一気に2500mまで上がってしまうことに若干、罪悪感が感じられるが、一旦雷鳥さわにう下って、別山乗越への登り返しがきつい。
室堂ー別山乗越 別山乗越へのルートは直登と大日に繋がる尾根ルートがあるが、花の多い尾根ルートを使うことにしている。この時期は、チングルマが花盛りだ。初日は剱沢までだし、テント泊なので到着時間が気にならない。花を見ながら時間を気にせずに登った。
コース中で栃木からのナイスな老夫婦と出会った。奥様は若い頃、このあたりを縦走していたそうで、旦那様はクラシックなナカメラ、マミヤのCシリーズ?を使ってみえて、私もカメラが好きなので急に親しくなった。 今回の登山はクライミングもあるので軽量コンパクトなコンデジで済まそうかとも思ったが、久しぶりの剱なので、ミラーレスの軽量システムで臨んだ。これとは真っ向対峙するマミヤのカメラをみて、自分のマミヤ64が急に触りたくなってきた。デジタルカメラの性能が上がり、フィルムカメラを忘れていたが、 フィルムでヤマケイの写真原稿を作成していたときのことが思いだした。それと同時に山に対峙する気持ちが初心に返ったような気がした。別山乗越までの2時間弱の行程だったが、明日の厳し登攀のことを忘れて山歩きが楽しめた。
| ページ1 | ページ2 | ページ3 |ページ4 | ページ5 | OLYMPUS E-M5U Lumix 12-60mm | |
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