■唐沢岳幕岩(北アルプス) |
レポート No.909 |
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9月20日 鈴鹿(6:00)〜(11:50)七倉臨時駐車場(12:10)〜タクシー〜高瀬ダム(12:30)〜堰堤(13:30)〜金時の滝(13:45)〜B沢分岐(16:00)〜大町の宿(16:30) |
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5ピッチ目 W 30m ジェードル。「左に出て、滝の右側の草付きを登る。滝上から上部にジェードルが開けているが、濡れているときは悪い」気持ちのいい理想的な凹角。ただし濡れていなければだが。 終了点の大テラスでピッチを切った。 6ピッチ目 V 40m。「滝上から左に出て直上すると緩傾斜スラブ帯になり、60mで中央バンドに達する。」濡れた苔を避けながらリードしたのでロープが屈曲。なんな-二は気をつけたつもりだったが、ロープ引くの重くて。支点が見つからなかったしルートに確信が持てなかったので、もし間違っていても、ルートが修正できそうな所の灌木でピッチを切った。もう少しロープを伸ばして、中央バンドの樹林でピッチを切っても良かった。 7ピッチ目 中央バンドのブッシュに突入。 8ピッチ目 中央バンドのブッシュで一度ピッチを切り、さらにロープを伸ばしていく。ブッシュ帯を抜けたところに支点を見つけた。狭いが安定している。ただし、頭上の岩壁から水が滴ってきた。 9ピッチ目 W(5.9) A1 30m 「上部チムニーは一段上の棚まで登り、右岸を直上、右稜ルートを見送り左上してチムニー右岸に打たれたボルトを登るとチムニーは二分している」いよいよ核心ピッチ。乾いた岩はなかった。1回だけラダーを使ったが、濡れていなければ、手と足はあるので面白いフェイスクライミングができる。しかし濡れて居て、ガバをとると指がぬめって滑るので、安心できない。しかも、ハーケンは錆びてぼろぼろなのでカムで補強しながら登った。 濡れたチムニーに入ったところでピッチを切った。 10ピッチ目 W(5.10b) A1 30m 最終ピッチ。両サイドの壁がべっとりと濡れていてフリーで行く気にはなれないが、適度の手と足があるので、ラダーは最少限にとどめた。チムニーから出て、フェイスを登り終了点。少しトラバースして安全帯へ入った。
12:50に登攀終了。お腹が空いたので昼食休憩。 懸垂下降 30分の休憩で懸垂下降を開始する。4人いるので時間がかかる。少し歩いて右稜の頭へ移動。1回目は垂壁(ドーム壁)の高度感のある空中懸垂で、カモシカの泊場に降りる。 懸垂2ピッチ目から4ピッチ目までは支点があった。ロープが長く伸びると重くて回収が大変だった。男二人でロープを引く。重い。最後2ピッチはブッシュ帯に突入し、ザックをデポしたところにどんぴしゃ降りた。たくさんが前回設置したロープがあった。 懸垂が終了し時計を見るともう17時になっていた。なんとかヘッデンの世話にならずに帰還できそうだが、念のためにヘルメットにセットした。17時30分、大町の宿に無事帰還。大阪のパーティーが気になっていたが、すでにテントはなかった。どうやら途中撤退し下山したようだ。さて厳しい行程が終わり、楽しい夕食タイム。ほんまさんは好きなお酒に笑顔。今晩もさとうのご飯で和風チャーハン。これはぜんっぴんだ。オリーブオイルで餅を焼いで醤油で食べた。これもうまい。登攀中は全く食べ物を受け付けないが緊張がほぐれると身体がカロリーを要求してくる。その後に焼きそば食べたので、食べ過ぎだ。 |
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2015-9-23 Copyright (C) 2015 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |