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■燕岳(北アルプス)


レポート No.849
日時:2014年12月25日26日27日
参加者:隊長、うさぎ

〜今年の冬山第一弾は燕岳〜

 

24日 自宅(19:00)〜燕山荘冬期駐車場(23:30)
25日 宮城ゲート(7:55)〜観音峠(9:45)〜信濃坂〜有明荘(12:30)〜中房温泉(12:50)
26日 中房温泉登山口(7:20)〜合戦小屋(12:00)〜燕山荘(13:45)
27日 燕山荘(7:45)〜合戦小屋(8:50)〜登山口(10:35)〜宮城ゲート(14:00)〜自宅(19:30)


| 25日 | 26日 | 27日 |

二日目 中房登山口〜燕山荘 朝食は6時なので5時半にアラームで活動開始。できれば少しでもザックを軽くしたいが、最初から必要最小限の装備なので減らしようがない。もし減らすとすれば、まず使わないだろう、必要最少限の登攀具だ。これは吹雪かれたときやちょっとしたレスキューのためのもので、歩きの人から見ると不要なものになる。しかし年の半分の山行がクライミングやバリエーションなので、装備してないと不安になるのはクライマーの視点だろう。

   

燕岳は過去に3度登っている。日帰りの場合、登山口から燕山荘まで約3時間で登っている。標高差が約1300mくらいなので妥当なタイムと思うが、その時はまだ若かった。それに今回は積雪期なので条件が違う。しかしもし、倍の時間がかかったとしても6時間なので、それほど構える必要もはいだろう。朝食を終えすでに2パーティー3人が出発している。我々も登山口でアイゼンを装着しいざ入山。少し着込みすぎたので、すぐに今度調節のために小休止を入れた。その間に若い男女に抜かれたので結局、最後尾で登ることになった。

    
第2ベンチ

登るにつれ積雪は増してきたが、しっかりとしたトレースがありまずまず歩き安い。しかし少しでもレースを外すと、踏み抜いてしまい太ももまで入ってしまう。足を抜くのが大変だ。

   

合戦小屋 合戦小屋で軽く食事しここから先は樹林から出て行く。合戦小屋と言えば、スイカ売りのお姉さん。日帰りで夏、コマクサ見に来たときに食べたスイカのおいしかったこと。その合戦小屋は雪に埋まっていた。この辺りが森林限界で尾根に上がると状況が一変しそうだ。

   
合戦小屋    WBのダイヤルが動いていた

直登ルート あえぎながら急登をしのぎ合戦尾根のP2488.2に乗った。風はそれほどでもないがガスで視界が悪い。目印の竹竿が頼りだ。夏道はここから山腹道になるが冬場は尾根の直登ルートが設定されている。10mくらいの間隔で立てられているので安心だ。だが時折強風に飛ばされそうになり耐風姿勢をとることも。強風に耐えながらの急登は辛い。ガスの切れ間から山荘が見え隠れし、手の届きそうな距離だが、なかなか近づいてこない。


合戦尾根 2488.2付近

   
左:竹竿が頼り       右:やっと燕山荘に到着

燕山荘 やっと燕山荘に到着した。やれやれと思いきや、小屋をぐるりと回り込まないといけないが、稜線へ出るや、強風のために立っていられない。 体重の軽いうさぎは、たこのようにふわふわと飛びそうになっている。後からザックを押さえ、なんとか玄関にたどり着いた。今回の核心は小屋を回り込むところだった。小屋に入ると暖かくてまるで天国のようだ。強ばった身体と心が緩んでいくのが実感できた。

     
燕山荘          天候は回復携行

受付を済ませ、乾燥室で登山用具類を乾かし、とりあえず寝床に案内してもらう。カーテンがあり個室の様な部屋だ。いい感じ。燕山荘は過去に3度訪れているがまだ宿泊したことがなかった。いい小屋だとは聞いていたが、細かいところまで行き届いていていい雰囲気だ。食事も期待できそうだ。


少し山頂が見えだした

夕方になり青空が覗きだした。予報通り天候が回復しているようだ。小屋から出てチャンスを狙ってシャッターを切った。撮影している間にもカメラが冷えてしまい、小屋に戻るとレンズが凍り付く。今回カメラはLumixGM1SとGX1を持参したが、仕様の動作温度を見ると0〜40 ℃ となっているが、外気温はマイナス20。しかし問題なく作動していた。

   
燕山荘        山荘前のベンチ


シュカブラがきれいだ

   


稜線は立っていられない強風

夕食は17時30分、中房温泉から7人が上がり、ゲートから2人上がってきたので、この日の宿泊者は合計9人とほぼ貸し切り状態。人数が少ないので図書休憩室で食事。豚の角煮と白身魚のマリネ、野菜サラダや豆腐がついて、手凝った料理でおいしかった。味噌汁とご飯をおかわりしてお腹いっぱいになった。冬山だからしっかり食べないといけない。昨日までクリスマスツリーの撤去で寂しくなったが、バケツで作ったアイスキャンドルが雰囲気作りに役立っていた。

   
2階の部屋の様子


休憩室には大型テレビがあった。こたつに入ってミカンを食べてテレビ見て。極楽

   
夕食

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