二日目　不動沢　朝は7時の出発で準備をした。ビデオカメラ捜索隊と二手に分かれ、タクさんと三人で不動沢の屏風岩に入った。アプローチも駐車地から２０分と短く、いい岩場だが、残雪があり日陰なので岩が冷えている。

　　　　
植林債公園駐車場

林道に空き地に駐車

瑞籬山へはこの不動沢からもルートがあり、林道の空き地がよく使われるようだ。距離的にはこちらからの方が山頂までは近いみたいだ。

寒々ルート　奇しくもルート名は「寒々」で、陽当たりは期待できなく、岩もしっかりと冷えている。グレードは5.7のコーナークラックで半部から上はキャメの＃５でないと駄目みたいだ。後半は傾斜が緩むがランナウトで落ちればグランドは免れない。

さてリードしてみる。カムはしっかりと決まる。出だしから数mが核心だ。＃２、＃３、＃４を２個使い弾切れ。その前に、冷たい岩に手の熱をつい取られしびれて感覚がなくなってきた。一度、ロアダウンして体制を整えることにした。手を温めて、最終カムの所まで、手を冷やさないようにロープで登る。さてここからだ。＃５がないと駄目だが、持ち合わせていない。レイバックで慎重に登る。出口でやっとフレンズの３が使えた。やれやれ。テラスのハンガーボルトでピッチを切った。このルートまだ先に２ピッチ、チムニーのルートがあるらしいが、バンドのトラバースがわからなかった。

最初の出だしだけハンドジャムを使ったが、その後はレイバックがよくきまるいいルートだ。ただし寒くて冷たい。夏場はいいだろう。一人、2回やってカンテルートの「皇室への招待5.10c」に移動。

皇室への招待　ここは寒々の終了点が使えるのでトップロープでやれる。下から見ると傾斜はそれほどでもないが、取り付いてみると5.10cを実感できる。核心部はホールドもスタンスも甘い。2度やったが、何とか離陸は出来るが、核心部の一手が解決できなかった。この間に、ビデオカメラ救出組が戻ってきた。結局、富士見平小屋に届いていたそうだが、訳あった山頂直下まで行ったそうだ。ご苦労様でした。

　　　　　
皇室への招待、離陸も簡単ではないが、２ピン目が核心

　　　　　
ビレイのうさぎ　　　　　　　　　　　　核心のタクさん

　　　　　　
すえつぐさん、挑戦

カンテの登り方も色々