■日出ケ岳(台高) |
レポート No.761 |
11月2日 自宅(7:50)〜近鉄〜津〜JR〜三瀬谷(登山バス)(10:30)〜第三発電所登山口(12:00)〜千尋滝(13:30)〜シシ淵(14:20)〜ニコニコ滝(15:00)〜桃の木小屋(15:55) |
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粟谷小屋〜日出ケ岳 3日 堂倉避難小屋で林道が登山道と交わった。ここから1時間半ほど登山道を下れば堂倉滝だが、見物するには往復で3時間以上かかってしまう。バスの時刻もあるので、堂倉滝見物は次回のプランに組み入れることとし、とりあえずここから少し先の粟谷小屋まで足を伸ばすこととした。 ちょうどお昼なので宿泊者は居なかったが、大台林道で朝出会ったパーティーはこの小屋を利用したようだし、シャクナゲ平で出会ったパーティーもこの小屋に宿泊するようだ。我々は小屋の前で昼食をとり小休止した。 シャクナゲ坂 さて、日出ケ岳は距離的にはかなり近づいてきたが、標高差600m2時間の登りの行程が残っている。堂倉避難小屋を見物後、最後の登りに取りかかった。痩せ尾根の急登がシャクナゲ坂のようで、傾斜が緩んだところがシャクナゲ平と呼ばれている。 シャクナゲ平から少し進むとブナ林に入った。大台ヶ原の雰囲気が出てくると山頂は近い。ガスが降り、ぽつりと雨が当たり出した。息を切らせながら黙々と高度を稼ぎやっと山頂の展望ヤグラに到着した。三重県内では最も充実した登山ルートと言っていいだろう。無理をすれば一日で歩き通せるだろうが、泊を伴うことにより身も心も、大台ヶ原に浸ることができた。 大台ヶ原はちょうど1500mを越えるとブナ、ミズナラなどの温帯性の広葉樹林から、トウヒ、ウラジロモミの亜寒帯性針葉樹林へと変わっていくのが興味深い。 大台ヶ原バス停 山頂まで来ると、観光ハイクの人たちで賑やかになってくる。山頂からバス停までは約2キロだが、ここからは遊歩道を観光気分でバス停まで降りていった。 バス停には13時45分に到着した。バスは14時30分なので、まだ出発には時間がある。その間に売店に行って缶ビールを買い、皆で階段に腰を下ろした。充実感に浸りながら飲むビールは格別だった。 さて帰路はバスと電車を乗り継ぐ長い道のりだが、自分で運転しなくていいので気楽なものだ。予定通りバスが出発するとすぐに目が閉じてしまった。ドライブウェイを下るだけで50分かかる。ドライブウェイは紅葉が見頃で、車窓から見る錦秋の大台がすばらしかった。バスが国道へ出るとトンネルをくぐりだした。どうやら和佐又で登山者を拾うらしい。登山者はほとんどいないだろうと思っていると、大学生のパーティーが乗り込んできた。補助席を使う満席となった。国道へ出ると信号もなく快調にバスが走り近鉄上市駅に到着した。ここからは橿原神宮で京都行きに、八木で大阪線に、中川で名古屋線に乗り換えて自宅に戻った。
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