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■日出ケ岳(台高)
〜〜三重県最高峰の日出ケ岳へは、大杉谷渓谷から〜〜

レポート No.761
日時:2013年11月2日3日
参加者:Kさん、Wさん、つくだにさん、jinjinさん、utty、隊長

11月2日 自宅(7:50)〜近鉄〜津〜JR〜三瀬谷(登山バス)(10:30)〜第三発電所登山口(12:00)〜千尋滝(13:30)〜シシ淵(14:20)〜ニコニコ滝(15:00)〜桃の木小屋(15:55)
11月3日  桃の木小屋(6:50)〜大台林道出合(8:25)〜堂倉谷(9:40)〜粟谷小屋(10:35)〜日出ケ岳(13:13)〜大台ヶ原バス停(13:45)〜奈良交通バス〜近鉄上市駅〜近鉄〜自宅(20:00)


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プロローグ 日出ケ岳は大台ヶ原にある三重県の最高峰で、奈良県側から伸びるドライブウェイを利用すると、いとも簡単に山頂に立つことができる。しかし三重県側からアプローチするとなるとたやすくはなく、全国でも屈指の大杉谷渓谷からの登路が一般的であった。しかし平成16年の災害で大杉谷渓谷が壊滅的な被害を被りしばらくの間、通行が出来なくなっていた。その後復旧工事が進むにつれ、流された吊り橋が再建されたり、ボランティアによる登山道の整備が進むにつれ、ようやす宮川の登山口から七ツ釜滝までが通行可能となり、桃の木小屋から堂倉避難小屋まで、大台林道を迂回路に使うことで、山頂間でのルートが再開されることとなった。そこで今回は、紅葉の時期の大杉谷渓谷に照準を絞り山行計画を立ててみた。

アプローチ  さてアプローチだが、宮川から大台に抜ける予定なので、便利なマイカーもこの場合は不利なので、公共交通機関を利用することになった。バス便はこのルートの行程に合わせてあり、宮川第3発電所登山口に正午に到着するようになっている。自宅を8時に出発し、近鉄で津駅まで、ここでuttyと合流し、JRのワイドビュー南紀に乗り継ぎ三瀬谷へ。ローカル路線で自由席でも大丈夫だろうと思いきや、乗車率が100パーセントを越えていて立ち席となった。次の各駅停車でもバスにまにあうが、トイレや買い物のゆとりが欲しかった。

  
JR津駅、ワイドビュー南紀         大台道の駅バス停

道の駅で食料を買い足し10時30分発の大杉谷渓谷行きのバスに乗り込んだ。乗客は登山者ばかりで、我々の他に4人が乗り込んだ。たまには、のんびりとしたバスの旅もいいものだ。 途中登山センターで登山届けを提出しトイレを済ませ、約1時間半の行程で登山口に到着した。

  
登山届け提出とトイレ休憩       バスも楽しい

  
登山口まで少し歩く       バスで吊り橋を渡る

宮川第三発電所登山口 登山口周辺の駐車場や路肩は、登山者のマイカーで埋まっていた。入山者は多いようだが、大半は七ツ釜滝までのピストンと思われた。 我々はちょうど12時の出発となった。エアリアマップを見てみると登山口から桃の木小屋までのコースタイムは約5時間となっているので、日没の時間を考えるとあまりのんびりとは歩いていられない。

  
宮川第三発電所            登山口

登山口を入るとすぐに鎖付きの岩棚道となる。今回は岩が乾いていたので安心だった。昨年の6月は抜け口でササユリがたくさん咲いていたが今回は、リンドウが出迎えてくれた。登山道に花があると心も和む。

  
鎖付き岩棚道           登山道に咲くリンドウ

コバルトブルーの渓谷を見下ろしながら、地獄谷、大日煤A日浦杉の吊り橋を渡り、千尋滝まで進んだ。

  
まだこの辺りは穏やかな流れ       地獄谷吊橋

  
地獄谷吊橋           日浦杉吊橋


徐々に谷が深くなってくる


清流が美しい

  

千尋滝 「大杉渓谷詳細図」によると、「高さは135m、大杉谷中最高落差を誇る。・・・・」と紹介されている。滝を展望する休憩所まで進み、滝見物を兼ねて小休止を入れた。水量があり豪快で、木々がもう少し色付けば絶好の撮影ポイントになるだろう。


千尋滝


岩棚の道は滑りやすい

千尋滝から約50分でシシ淵に到着した。この周辺は谷が深く、鎖付きの岩棚道が整備されているが、岩が濡れていて慎重に通過したいところだ。


シシ淵付近の岩棚道


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