■日出ケ岳(台高) |
レポート No.761 |
11月2日 自宅(7:50)〜近鉄〜津〜JR〜三瀬谷(登山バス)(10:30)〜第三発電所登山口(12:00)〜千尋滝(13:30)〜シシ淵(14:20)〜ニコニコ滝(15:00)〜桃の木小屋(15:55) |
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シシ淵 岩棚は水がしたたり落ちていてダイモンジソウの白い花がきれいだった。 シシ淵には14時過ぎに到着した。大杉谷の渓谷美が凝縮された所で,川面に映るニコニコ滝を見ながら谷の石に腰を下ろすと,疲労と緊張感が癒された。日帰りハイクならここを目標に引き換えしてもいいだろう。
さて河原で小休止後は、落差のある高巻きがある。シシ淵から石の階段を上っていくと右手に二本の大きな滝が見えてくる。案内がなく無名のようだが、落差も水量もあり、なかなかいい滝だ。ここもしっかりとした鎖付きの岩棚道になっているが、急坂になっているので、岩が濡れているときは滑りやすく、コース中の難所をいえるだろう。 ニコニコ滝 ニコニコ滝の正面には休憩所があり、滝見物に都合がいい。「ニコニコ」とはユニークな命名だが、2段が見えていて、なかなか迫力のある滝だ。 平等 次の見どころは平等狽ニ吊橋だ。平成16年9月の大雨災害により流出した平等白ン橋は、昨年の3月末に完成した。長くなった新橋は、大杉渓谷の中では最も長い82m。平等狽ェすぐ近くに迫り迫力満点だ。谷から垂直に上がる岩壁で,見ているだけでクライマーの血が騒いでくる。ルートや岩質,プロテクションの取り方,ピッチの切り方などが頭に浮かんできた。 平等狽ツり橋をわたるとルートは左岸道となる。落差のある加茂助谷吊り橋からは,ガスに煙り始めた平等狽ェ一望でき,中国の山水画を連想する光景だ。「吉野熊野国立公園大杉谷」と書かれた案内板を見ると桃の木小屋は近い。 桃の木小屋 桃の木小屋には標準コースタイムより早く16時前に到着した。連休の初日でもあり,宿泊者は約30人になるようだ。収容定員が300以上なので,混雑の心配はなさそうだ。アルプスの人気山岳の山小屋のような賑わいはないが,淋しくもなく落ち着いた雰囲気で,ゆっくりとくつろげる山小屋だ。 早く着けば今日のうちに七ツ釜滝見物に出かけられたが,この季節は日没が早いので時間にゆとりがなくなった。まずは受付を済ませビールを買って,案内された3階の部屋で夕食までの時間をくつろぐことにした。この間に交代でお風呂につかることにした。ポケットティッシュとインスタントコーヒーが無料で、ちょっとしたサービスがうれしい。
夕食は5時半からだ。揚げ物,煮物,サラダ,漬物など普通のメニューだが,炊きたてのご飯と温かい味噌汁,揚げたてのフライでおいしくいただけた。フリーズドが主食となるテント泊に比べると随分とゴージャスな食事だ。食事後部屋に帰り,ミニ宴会をして7時過ぎに布団に入った。
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