■八ッ峰6峰Cフェース〜八ッ峰の頭@剱岳(北アルプス)2012年8月17日18日19日 No.687 じんじんさん、隊長、うさぎ 剱よさらば、また来る日まで 晴天で迎えた。今日は剱沢から帰るのみなので、6時の出発にした。昨夜は16時間行動が堪え、ビールと軽い食事でシュラフに潜り込んだ。しっかりと休めたので頭はすっきりとしているが、身体の節々が痛い。意外にも緊張を強いられた雪渓が核心となり、足首への負担が多かったようだ。無理もないだろう。朝露に濡れたテントを払いゆっくりとパッキング。けだるさの中に長時間のバリエーションをこなしたという確かな充実感がある。 今年の夏は剱をメインに据えていなかったが、天候の都合で槍から転身となり、結果オーライ。八ッ峰6峰のフェース群。それぞれ特徴があり、これからも楽しめそうだ。今年はとりあえず剱の計画はないが、来年は是非ともチンネをやりたいと思っている。 別山に近いほうが剱の眺めがいいということなので、とりあえず稜線ルートで分岐まで登ってみることにした。3日目ともなるとやたらとザックが重く感じる。 足下の花を撮影しながら、光の加減で刻一刻と表情の変わる剱を何度も振り返りながら稜線まで高度を上げていった。そして分岐から20分ほど下り乗越に到着。 真室堂乗越 下りは雷鳥坂を使わず、新室堂乗越経由で下ることにした。 時間的には少し遠くなるが、花の多さは屈指ではないだろうか。雪解け間近の草付き斜面にはチングルマが見事に群生してた。何度も立ち止まり撮影した。 称名川を渡り遊歩道に入ると登返しになる。疲労がたまった身体には堪えるが、一歩一歩高度を上げるしかない。 2度ほど休憩を入れやっと、室堂に到着した。立ち食いそばがうまかったこと。ほとんど待ち時間なしで臨時バスにのり室堂を後にした。 完 |
2012年8月20日 Copyright (C) 2012 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |