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加賀白山2003年7月26日

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加賀白山2003年7月26日(土)、28日(日) N0.276 隊長、ウサギ

第1日目 自宅(25日20:00)ー(マイカー)ー市ノ瀬(車中泊)
第2日目 市ノ瀬(26日6:30) ー(臨時バス)ー別当出合出発(26日7:00)ー(砂防新道)ー南竜ガ馬場(   )ーテント設営ー(エコーライン)ー室堂(15:00)ー御前峰(15:40)ー室堂(16:30)ー(展望歩道)ー南竜ガ馬場テント場(18:30)
第3日目  南竜ガ馬場テント場 (6:30)ー(展望歩道)ー 室堂(  )ー(観光新道)ー別当出合(  )ー(臨時バス)ー市ノ瀬(15:50)ー自宅(20:20)

 足腰がオーバーワーク気味になっているが、精神的にも高揚しているので、疲れが分からないほどになっている。テントの中で少し横になりくつろぐ。時間はまだ12時である。池を巡る時間はないが、山頂までを往復する時間はありそうさ。標高差は約700mあり距離も日帰り登山ほどある。ただし荷物は最低限のものだけていいので、テント場までの登りに比べると随分と楽だ。


チングルマ御前峰

 エコーラインを登り展望コースを降りることにする。普通に登れば室堂までは約1時間半の行程だ。エコーラインは花の多いコースだが、花の時期には少し早いようで、ニッコウキスゲなどつぼみが多い。しかし、遮る樹木もなく展望は抜群だ。荷物がないとなぜこんなに楽なのだろう。最初の登りはきついが、ひとがんばりすると徐々に傾斜も緩くなり、快適な散策路になる。

 白山では、チングルマに関してはアルプスほどの群生は見ないが、それでもこのエコーラインでは、山頂が見え始める辺りで群生が見られ、絶好の撮影ポイントになっている。木道に入るとウラジヲナナカマドが多くめにつく。木道周辺ではシナノキンバイ、イワイチョウ、コイワカガミ、ミヤマクロユリ、・・・・が見られるが、全て撮影しているときりがないので、目に焼き付けて先に進む。合流点まで来ると登山者の往来が多くなってきた。

 平坦な登山道もここまでで、ごろついた岩場の急な登りになり、息も弾んでくるが、しばらくの我慢で室堂センターの正面に出て、その向こうに御前峰がどっかりと座って見える。建物の前には多くの登山者がくつろいでいた。そのままセンター内を通り抜け、神社の前に出て木のベンチに座って一息入れる。さてここから山頂まで40分の道のりだ、ここからは花が多くなるのでゆっくりと登りたいところだが、あまり時間にゆとりがない。室堂周辺にはミヤマクロユリ、ハクサンコザクラの群落が多いので、写真愛好家にとっては見逃せない場所だ。

 また登山道を登り始めるとクルマユリやイワギキョウが多いのに気がつく。特にクルマユリの派手な朱色は、否が応でも目に飛び込んで着る。オンタデ、ツメクサ、コケモモ、     など、ひとつひとつじっくりと確かめたい花ばかりだが、朝から歩き続けて疲労もピークに達してきているので、気持ちにもゆとりがなくなり、山頂が遠く霞んで見えている。GPSで標高を何度もチェックするがなかなか高度を稼げない。
昨年は雨で視界が5mほどだったことを覚えている。しかしきょうはガスが流れているものの、ガスが切れると絶景が眼前に広がる。やっとの思いで山頂に立ち昨年は見ることができなかった景色を楽しむ。


クルマユリ


イワギキョウ


山頂


山頂

 帰りの時間を考えると長居はできないし、ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲの撮影をしたいとおもっているので、日のあるうちに展望コースから帰ることにした。確か室堂周辺はコバイケイソウが多かったはずだが、花の遅れからか、まだ目につかない。しかし、ミヤマクロユリとハクサンコザクラは見頃になっていた。

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2003_07_26