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■加賀白山2003年7月26日(土)、28日(日) N0.276 隊長、ウサギ 第1日目 自宅(25日20:00)ー(マイカー)ー市ノ瀬(車中泊)
第2日目 市ノ瀬(26日6:30)
ー(臨時バス)ー別当出合出発(26日7:00)ー(砂防新道)ー南竜ガ馬場( )ーテント設営ー(エコーライン)ー室堂(15:00)ー御前峰(15:40)ー室堂(16:30)ー(展望歩道)ー南竜ガ馬場テント場(18:30)
第3日目
南竜ガ馬場テント場 (6:30)ー(展望歩道)ー 室堂( )ー(観光新道)ー別当出合( )ー(臨時バス)ー市ノ瀬(15:50)ー自宅(20:20)
*GPSのデータを見てないので時間はのちほど 仕事から帰り準備を済ませると8時を過ぎていた。準備といっててパッキングはすでに済ませてあるので、夕食をとりお風呂に入ってから荷物を車に積み込んだ。慣れた道ではあるが、深夜の運転は目がしょぼついてくるので運転しづらい。距離にすると自宅から駐車場のある市ノ瀬までは約250キロある。時間にすると休憩を入れるて4時間といったところだ。平日なら別当出合まで入れるが土、日は市ノ瀬で交通規制しているので、臨時バスを使うことになる。しかし20分間隔で出ているので不便はない。
自宅から関ヶ原まで国道を利用し、名神、北陸自動車道を乗り継いで福井北ICで降りた。そこからは約1時間10分で市ノ瀬に到着できる。ほぼ予定通り0時半に市ノ瀬に到着した。深夜にもかかわらず警備員が車を誘導している。まだ梅雨が明けたわけではないので昨年に比べると車は少ないようだ。バス停の近くに車をとめ、コンビニで買ったビールを飲んでシートを倒し眠りにつく。順次到着する車の騒音やらで落ち着いて眠れないが、それでも5時くらいまで眠れたようだ。5時始発のバスはパスをして、次のバスに乗り込んだ。
足にも爆弾を抱えていて不安があるが、それ以上にザックの重さがグイっと肩にかかってくる。足の故障から3ヶ月間はスローダウンしていたので、多少のリハビリはしていたが、歩き始めるとすぐに体力の低下を実感した。展望のよい観光新道を歩こうと思ったが、テント場にたどり着くにはやはり砂防新道が有利なので、思い直して進路を変更した。体調もいまいちで、おまけに足をかばいながら歩くので、後ろからくる登山者が気になる。しかし、コンディションに合わせた歩きができるか、今までの経験を生かしたいが、体に力が入らないのは事実である。

別当出合から砂防新道に入る吊り橋

よく育ったウバユリ
吊り橋を渡るといきなり草花の歓迎を受ける。ソバナ、シモツケ、ウバユリ、タマガワホトトギスなど、これから先出会える花に期待がふくらむ。この砂防新道は大変歩きやすいコースである。傾斜に多少の高低はあるが一定の角度で歩いていける。中飯場で休憩を挟み次のポイント甚の助小屋をめざす。高度を上げるにつれて見られる花も変わっていき、センジュガンピ、ミヤマキンポウゲ、テガタチドリ、ミゾホオズキ、ゴゼンタチバナ、アカモノなどが登山道に咲いている。ペースは思ったほど上がらないが、なんとか甚の助小屋に到着した。標高も2000m近くなり、ちょうど雲海の上に出た格好になった。天気予報では曇りになっていたが、雲海の上に出ると天気は晴れである。

タマガワホトトギス

陣の助小屋から見る雲海
樹林が薄くなり日差しがきつくなってきたが、高度を上げた分だけ気温が下がり、歩きやすい。避難小屋からの急登をしのぐと、格段に花の種類も増え、雲上の楽園といったところだ。別山が湧き上がる雲に見え隠れし、風景写真にでもしたくなる光景が眼前に広がる。分岐点で一休み入れ花の撮影をする。イブキトラノオ、オタカラコウ、ハクサンフウロ、テガタチドリ、ヨツバシオガマなど被写体に困ることはないが、あまりの花の多さに手のつけようがないほどだ。

御斜里山と別山
ここまで来ると登山道も緩やかになり、好展望を楽しみながら、途中エコーラインを左に見送り、南竜のテント場に向かう。この辺りも花が多く急な登りに喘いだことなどすぐに忘れてしまう。南斜面の草地にはミヤマクロユリ、シナノキンバイ、ヨツバシオガマ、アオノツガザクラなどの高山植物があちらこちらに群生を作っている。花を見ながら歩いていると時期に真新しい山小屋に到着した。訪れる登山者の多い山域だけに、アルプスのやせ尾根にへばりつくように立つ山小屋と比べ、大きく立派である。ここでテント場利用の受付を済ませ、利用料金1人300円を支払う。水も豊富に利用でき、良心的な値段だ。

南竜のテント場
橋を渡ると雪が例年以上に残っている。雪を踏みしめテント場に上がった。常設のテントが何張か設営されているが、この時間だと好位置にテントが設営できる。これが夕方になるとテントでひしめくようになり、悪条件での設置が余儀なくされる。

南竜山荘
テントの設営を済ませ中にもぐりこんで横になると足の筋肉がつりだした。なんとも情けないほど筋肉がなまっている。3ヶ月間のブランクは大きい。荷物が約18キロで標高差800mならノープロブレムで当たり前。昨年の笠ケ岳は、標高差約1900mで荷物が17キロあったはず。それから思うと随分と楽なはずだ。昼食は朝の残りのおにぎりとサラダで簡単に済ませた。

ミヤマクロユリ
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