■釈迦ヶ岳(大峰) 2020年5月30日 No.1288 |
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| ページ1 | ページ2 | 山地帯から亜高山帯にかけての植物が作り出す美しい景観や野鳥たちに気を取られ本日のミッションを忘れていたが、大日岳からの釈迦の全容が撮影でき任務が完了した。というのは、本日の気象予報は午後から崩れるらしかったので、青空は出なかったが遠望が得られたのでまー、60点くらいのできだ。 これで気持ちが軽くなったので、大峰奥駈道をじっくりを歩くことにした。相変わらず野鳥たちが活発で、さえずりが聞こえる度に立ち止まり探した。殆どがヒガラで、時折カケスが飛んだ。オオルリも所々でのどじまんをしていた。少し曇ってきたがなんとか持ちそうだ。 深仙の宿「じんせんのしゅく」 広場にはバイケイソウが生え、避難小屋と灌頂堂が佇んでいる。役行者が深い瞑想をした神の庭だそうだ。ここから木に200m進むと香精水「こうしょうすい」がある。今回は確認しなかった。万病治癒の霊水だそうだ。 都津門「とつもん」の岩穴 岩に穴が開いているが木が茂って見えなくなった。潜ると極楽に行けるそうなので、今度は来たときは潜っておこう。39番目の靡だそうだ。 深仙の宿を過ぎると釈迦への上りが始まる。標高差が約300mあるので山頂まで約1時間はかかる。高度を上げるにつれ亜高山帯の雰囲気に変化するのが面白い。トウヒが立ち枯れが目立っていた。 キクイタダキ 亜高山帯の針葉樹林が生活の場なので、この日は標高が1700m付近のトウヒの枝先に止まって「ツチツチツチ」と鳴いていた。小さな鳥だが枝先に止まってくれるので見つけることができた。見えにくいが頭のてっぺんが黄色なので、「菊を戴く」という意味らしい。 釈迦ヶ岳 釈迦ケ岳は全国に多々あるが、ここは大峰の釈迦ケ岳で標高が1799.9m。劔岳のようにかなり惜しい標高だ。あと1mあると1800mになる。これより高い山は全国に多々あるが、紀伊山地にあることに意味がある。山頂には釈迦如来像がある。大峰奥駈の道で北隣の仏生ケ岳を「釈迦生誕の地」、釈迦ケ岳を「釈迦入滅の地」とされているようだ。 山頂からの展望は360度のパノラマで、紀伊山地のど真ん中からの展望が楽しめる。土曜日だったので山頂は登山者が多かった。大半の登山者が最短距離と労力で登れる、太尾登山口からだった。今回このルートは扱わない予定だが、一度トレースしておきたい。山頂付近から尾根ルートを見ると古田の森あたりの雰囲気がいい。できれば孔雀岳まで足を伸ばせていきたい。簡単に昼食を済ませ帰路についた。
上りではあちらこちらでオオルリが盛んに鳴いていたが、目にすることはできなかった。下案亜h、樹上の鳥が見やすくなるので期待しながら下ると、直ぐにオオルリが発見できた。少し遠いし、鳥レンズは持ってこなかったので解像度は期待できないが、とりあえず撮影ができた。 大日岳を過ぎたあたりで再びオオルリ、動かずに良く鳴いていたので動画も撮れた。レンズがよくないので解像度も良くないが。
鳥レンズを持ってないときに限って鳥を多く見かける。皮肉なことだが、今回のミッションは山岳風景の撮影だたので、仕方が無い。午後からの天気が下り坂で、しかも上りに5時間はかかる。余計なモノは省いて軽量化に心がけた。初回の記録を見ると12年前で大日岳をパスして山頂まで4時間となっていた。12年分の加齢を加味して、大日岳込みで5時間半の想定だったが、鳥と遊ぶ時間を含めて4時間45分だったことに安堵した。 | ページ1 | ページ2 | 機材 OLYMPUS E-M1U、E-M5V 12-100mmf2.8pro、75-300mm LUMICLEICA8-18mm | |
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