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涸沢　　さて2日目のルートはいかようにもなる。涸沢の紅葉の撮影をとるか、岩稜を歩きを選択するか悩むところだったが、両方を満足すべく、7時まで涸沢で粘ってからまずは、北穂に登ることにした。

日が射すまでもう少し涸沢で粘りたかったが、東陵を登ることにしたので、そちらの方に感心が移り待ちきれず7時過ぎに涸沢を切り上げた。

北穂東陵　　久しぶりの東陵だ。記録を見ると8年ぶりだが、ルートはよく覚えていた。南稜登山道分岐からルンゼを横断するが、所々にケルンがあり踏み跡もそれなりに確認できた。取付は前回、岩尾根を這松をかわしながら登ったが、今回はルンゼの淵を登ってみることにした。ずるずると崩れるがなんとか東陵に出た。

このガレを横断する、浮き石に注意

尾根に出ると一気に展望が開ける。普段は見れない角度から見る風景は、バリエーションの醍醐味だ。涸沢を俯瞰すると高度感が感じられ、南アルプス、八ヶ岳、富士山が雲海に浮かぶ山岳風景は、高山ならでは醍醐味だ。

南岳と槍ヶ岳

　　
左：本谷カールの紅葉

色づく涸沢　

　OLYMPUS　E-M5 Lumix 12-60mm