
3峰のチムニー
核心部といえば中間部のチムニーだが、登攀的には核心ではなく、岩屑の詰まった状態が危険という意味で核心だ。岩が一つでも抜けると総崩れになる可能性がある。昨今の明神岳主稜の事故もそうだが、大きな岩が動く、想定外のことが原因で事故になることがある。個々の岩は岩盤ではなく、大きな岩が積み重なっている状態であること忘れてはならない。といっても、もし崩れはじめたらどうしようもないが。

3峰は2ピッチほどロープを出して登攀を終えた。岩は不安定だが、変化があって楽しめ区間だ。
右:チムニーの上の巨大なチョックストーン

シコタンハコベ

3峰のチムニーを抜けてからの登攀

涸沢を背に高度感のある登攀が楽しめる

奥穂高岳
2峰 2峰は3峰から指呼の間にある。ロープを出すこともなくほぼ歩きであっけなく頭に到着できる。しかし展望は素晴らしく、涸沢から奥穂高岳、北穂高岳、槍ヶ岳が一望できる。山頂(前穂高岳)も直ぐ近くで、多くの登山者が集っていた。


2峰の頭にて、確保器忘れたことも忘れて、懸垂どうするの?
2峰 ウサギが確保器を忘れたので、私が懸垂してからビレイしてクライムダウン。

後続のM、Yコンビ、まだまだレックチャーは足りないが、考えながらよくやっている
前穂高岳の山頂で大休止し、重太郎新道を下った。このルートの核心は暑さとの戦いだった。意識的に小刻みに小休止しながら給水に心がけた。 予定の時間通り上高地に帰着しソフトクリームを食べた。
重太郎新道 ハクサンフウロ
ニッコウキスゲ
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