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■前穂高岳北尾根(北アルプス) 2019年7月30日〜31日 No.1235
天気に恵まれ登攀を満喫できたが、下りに暑さには閉口した
【登山者】 ユージ、もとはら、隊長、うさぎ
【行程】
7月30日  鈴鹿4:00〜沢渡8:00〜上高地8:20〜横尾で昼食12:10〜涸沢ヒュッテ15:30
7月31日 涸沢ヒュッテ3:30〜56のコルで朝食弁当5:20〜5峰〜4峰〜3峰〜2峰9:30〜前穂高岳9:50〜紀美子平〜岳沢小屋13:00〜上高地15:00〜沢渡でお風呂〜ひるがのSA夕食〜鈴鹿21:00

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涸沢ヒュッテ〜56のコル 3時に起床し3時半にヒュッテをヘッデンで出発した。先行者は無し。昨年より雪が多くコル付近まで雪渓が繋がっていた。できるだけ雪渓で高度を稼ぎ、最後のつめは草付きに取り付いた。2時間の雪渓登りでお腹が空いてきたので朝食のお弁当を食べた。しっかりと食べないとしっかりと登れない。

 
雪渓の途中で小休止     最後の詰め


コルから見る奥穂高岳

 

  

5峰 前穂高岳尾根については日本山岳大系「槍ヶ岳・穂高岳」で、「数ある穂高の尾根の中でも最も美しいものの一つであり、その鋸歯状のスカイラインは穂高のシンボルと言っても過言ではない。また我が国のアルピニズムの歴史からいってもこの尾根は重要な位置を占めている」とコメントされている。この山岳大系でも5・6のコルのスタートで登攀時間は3〜4時間となっている。開拓は1924年7月10日。


5・6のコルから北尾根を見上げる

 

4峰 5峰とこの4峰はロープを出すこともなく、快適な岩稜歩きが楽しめる。上高地側は草付き斜面になっていてハクサンイチゲが見頃を迎えていた。高山植物と岩稜のシチュエーションがいい。4峰の上高地側は浮き石が多いので注意。頭に出ると3峰が見えてきた。


4峰


イワギキョウ


5峰を振り返る


4峰は上高地側から稜線へ


奥穂高岳

4峰の主稜線は大小の岩が絶妙なバランスで積み重なっていて、どこかひとつが抜け落ちると全部崩れそうだ。


4峰の頭へ

3峰登攀 3峰のこるまで来るとソロの若い男性が追い抜いていった。確認できるだけでこの日は、我々4人パーティーの他は、この男性ソロと2人パーティーが2組だった。そのひと組はニューヨークから来た若い男性2人だった。さて、3峰だが、V程度のクライミングで、ソロでも問題ないと思うが、自己は得てして想定外で起こるものだ。ここは基本通りロープを出して登攀を楽しんだ。初見でも弱点をついていけばリートは外さないだろう。核心部はチムニーで岩屑が詰まっていて不安定なので慎重に。ところでいつものことがだウサギが忘れ物をした。カッコにはハーネスを忘れたこともあったりシューズを忘れたこともあった。それで今回は確保器を忘れた。これはカラビナで代用できるし、懸垂はクライムダウンすればいい。それからアルパイン初めてのM君が確保器を落とした。これも想定内。いろいろと事が起こるが、レシュキューの技術があれば対応できる。


3峰


3峰上部


確保器忘れたが、格好だけはつける

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