■北岳バットレス(南アルプス)2018年7月22日23日24日 No.1159 |
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第4尾根1ピッチ目テラス お腹がすいたのでここで小休止。テントが張れるくらいの小広場になっている。岩が乾いているのがうれしい。前回は雨だったのでチャート質の岩がよく滑った。 ハーケンが2カ所ありカムも使える。ガイド本にはつるりとしたクラックからやさしいスラブと説明されている。グレードはW+40m。ジャムが良くきくが丁度足が痛くなるサイズ。改めて前回の痛さが思い出された。 2ピッチ目は少し傾斜が落ちてバンドに入る。U40m。ここでピラミッドフェイスルートを合流する。 3ピッチ目 緩傾斜のクラック。V40m。高度感のある快適なクライミングが楽しめた。 4ピッチ目 フェイスからリッジ。V30m。ピラミッドフェイスの頭を巻く。 5ピッチ目 W+30m。三角形の垂壁が核心。つるつるに磨かれたスラブで乾いていてもよく滑った。コーナーのハーケンの連打の誘惑に負けてはならない。5ピッチ目の終了点がマッチ箱。時間の節約のため後続を待たずに懸垂開始。 6ピッチ目 W30m。右のコーナーカンテ状のワイドクラック。途中に大きな浮き石があるので要注視。丁度手を出したくなる位置にある。 7ピッチ目は枯れ木のテラスからナイフリッジ。ルートが屈曲するので枯れ木のテラスで切りたいが支点が採りにくいのでスルーした。個々は以前に崩壊したところ。
8ピッチ目 城塞ハングW+15m。ここが後半の核心。先行パーティーが居るとかなり待たされる。っこまでくるとかなり疲労しているのでアブミをセットした。しっかりと乗り込めないと逆に仇となるが。 城塞ハングを乗り越えやっとトップアウト。全16ピッチの長丁場だった。精神的にも肉体的にもくたくたになった。全ピッチリードに挑戦したNさんは、半端ない充実感と疲労感を味わ得たと思う。 | |
2018-7-23 Copyright (C) 2018 k.kanamaru. All Rights Reserved. |