■雲の平&黒部五郎岳(北アルプス)〜錦秋の雲ノ平と黒部源流の山旅〜 |
|
薬師沢小屋〜雲ノ平〜黒部五郎小舎(9月25日 ) 小屋の朝食は5時30分。温かい味噌汁とご飯がありがたい。これまではテント泊が当たり前だったが、年とともに思い物を担げなくなり、小屋泊が多くなってきた。テント泊は食べること寝ることが自前だが、小屋泊はここを任せられるので気持ちにもゆとりが出てくる。 小屋を出るとすぐに急登りが始まる。2時間強でアラスカ庭園に到着した。木道に霜が降りて滑りやすかった。途中、数人の下山者と行き交った。霜の降りたナナカマドがきれいだ。今年は色づきが良さそうだが、涸沢はどうだろうと期待が膨らむ。 雲の平はシラビソがまばらになりそれに代わってハイマツが優先するようなっている。ほぼ森林限界で、見通しがきくようになり台地の広がりが感じられた。 木道がどこまでも続いている。正面に水晶岳、赤牛岳、左手に薬師岳を見ながらの雲上台地散策は雰囲気が良く気持ちがいい。1時間ほど歩くと正面に雲の平山荘が見えてきた。いいロケーションの所に小屋が建てられている、我々もそうだが、この小屋の宿泊を目当ての登山者も多い。建物は新しく、なかを覗くときれいだった。 当初の予定は、祖父岳あたりを散策し、雲の平小屋で宿泊し、来た道を戻る予定だったが、あまりにも天気が良いので計画を練り直した。周回するには、強は黒部五郎小舎まで、明日は小屋から折立までの行程になる。計算してみるとなんとか行けそうだ。雲の平小屋の宿泊は次回の楽しみに残し、まずは祖父岳に向かった。 スイス庭園 途中、スイス庭園に立ち寄った。眼下に岩苔小谷を見下ろせるロケーションにあり、正面に薬師岳、右手に水晶岳と赤牛岳が見える。高天原との位置関係もよく把握できた。 北側斜面の草地には、多分雪解けが遅かったようで、イワギキョウ、ミヤマリンドウ、ウサギギクが咲き残っていた。今年の夏は高山植物を見てなかったので、実に新鮮に目に映った。 さて祖父岳だが、山頂を踏まずトラバースでスルーした方が早そうだったが、山頂を踏む機会はこれからもなさそうなので、山頂を経由することにした。山頂にはケルンがたくさんあった。展望の良いところで、書面に鷲羽、その背後の槍と穂高が見えるロケーションだった。これから降りていく黒部源流の谷の紅葉がきれいだった。 | ページ1 | ページ2 | ページ3 | ページ4 |
|
|
2017-09-27Copyright (C) 2017 k.kanamaru. All Rights Reserved. |