■八ケ岳主峰(八ヶ岳) |
レポート No.937 |
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2月6日 美濃戸口Pで前夜車泊 美濃戸口(7:30)〜美濃戸(8:30)〜(11:40)行者小屋(12:10)〜地蔵尾根〜(13:50)赤岳天望荘(14:40)〜赤岳(15:10)〜赤岳天望荘(15:40) |
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横岳周辺 横岳周辺は岩場が多く小刻みなアップダウンが続く。ピークに上がると風をまともに受け、目出し帽をしていても、顔などの露出部分が痛い。しかし、岩と雪と青空が作り出す造形は、この厳しい環境に身を置かない限り体験はできないだろう。 ピークを越えるごとに横岳が近づいてきた。小同心、大同心もよく見えている。横岳には、小同心からクライミングで何度か登っているが、一般道できたのは久しく、新鮮に感じた。 横岳 天望荘から約1時間半で横岳に到着した。天望はいいが、風が強いので長居はできない。下りは岩場になっているので、慎重に下った。6月になるとツクモグサが咲くところだ。ここ2,3年は見に来ていなかったので、今年はツクモグサ目当てで、小同心から登ってみようと思った。 硫黄岳 横岳から下りてきて、硫黄岳山荘の風裏で給水と食事を摂った。稜線での行動中は風が強くて立ち止まれないので、ポットのお湯でしっかりと給水した。冷凍庫の中にいるような状態なので、行動食もパンなど、凍り付かないものでないと駄目だ。15分休憩しただけだが、すぐに手足が冷えてくる。さて最後の硫黄岳への登りにかかる。ケルンが立っているのでルートはわかりやすい。約40分で山頂に到着した。のっぺりとした山頂は、大勢の登山者で賑わっていた。ここも風が強く長くは留まっていられない。 硫黄岳から赤石の頭までの緩やかな雪稜は実に快適だ。左手に阿弥陀、赤岳、横岳など南八ヶ岳の主峰が並んで見える。赤岩の頭からの急降下は雪崩多発地帯になっているが、今夏は雪が締まっていて問題なかった。 赤岩の頭から急降下すると樹林帯に入り、風もなく稜線の厳しさとは対照的で穏やかだ。1時間で下って赤岳鉱泉に到着した。ここまで降りてくるとやれやれ。もうお昼近くなっていたので、30分の昼食休憩。 赤岳鉱泉からは夏タイムと同じで約2時間で美濃戸口に到着した。山荘でコーヒーを飲んでいるとぐったりしてきた。やはり厳冬期の重装備での稜線歩きは体力を消耗する。帰りに「もみの湯」につかり疲れを流し帰路についた。今回は好天を味方につけ、快適な縦走が出来たことに感謝したい。 |
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