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■小同心クラック@八ヶ岳
〜クライミングで花見をいくもよし〜

レポート No.743
日時:2013年6月30日
参加者:じんじんさん、隊長、うさぎ

(6月29日22:30)美濃戸(6月30日4:20)〜赤岳鉱泉(6:20)〜大同心基部(7:55)〜(8:30)小同心クラック取付(9:10)〜登攀終了(10:30)〜横岳(11:40)〜大同心稜〜大同心基部(12:30)〜(13:30)赤岳鉱泉(14:00)〜美濃戸(15:10)〜鈴鹿(21:00)

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プロローグ 天候が思わしくなかったので当初は、藤内壁で今課題にしているルートをやろうと計画していたが、中部山岳の予報が前日になりよくなってきたので、かねてからじんじんさんと約束していた小同心クラックを花見をかねて実現することにした。 登攀ピッチも少なくアプローチにも恵まれている八ヶ岳は、少し無理をすれば日帰りでも十分こなせる山域だ。これまで、ゆとりを持って赤岳鉱泉テント泊で計画してきたが今回は、荷物を軽量化して日帰りでやることにした。

アプローチ 19時に刈谷ハイウエイオアシスでじんじんさんと待ち合わせた。少し早く家を出てハイウエイオアシスで買い物をし軽く食事をししじんじんさんを待った。予定通り合流し東海環状から中央道を走って諏訪南ICから美濃戸に22時30分に到着した。駐車場にはまだ空きがあった。駐車料金1000円を支払い明日に備えてシートを倒し横になった。

   
美濃戸の駐車場            南沢北沢登山道分岐

昨夜は雨だったが4時前のアラームで目を覚まし外へ出ると月が出ていたのでひとまず安心した。必要なものをザックにつめ込み4時過ぎに駐車場を出発した。荷物は大半がクライミング関係の用具で、重量の約8割を占めている。一般道を歩くだけなら荷物が軽くて済むので、さぞかし軽快なことだろう。

   
林道脇に咲くクリンソウ          清々しいシラビソの原生林

雨上がりのシラビソ林は清々しくて気持ちがよかった。シロバナヘビイチゴが花盛りで、沢筋にはクリンソウが花を咲かせていた。林道終点で休憩し約2時間で赤岳鉱泉に到着、色とりどりのテントがにぎやかに並んでいた。ベンチに腰を下ろし朝食のサンドイッチを食べてこれからの登攀に備えた。

   
北沢の登山道


左:大同心  右:小同心

大同心稜 赤岳鉱泉からはバリエーションルートの大同心稜を登っていく。大同心沢を横切りよく踏まれた尾根をジグザグに高度を上げていく。徐々に傾斜が増し、高所順応ができていない体にはきつい。途中で休憩を入れながら高度を上げていき、8時前に大同心の基部に到着した。大同心雲稜ルートににはすでに1パーティーが取り付き、小同心には2、3人が待っていた。

   
大同心稜

   
小同心の肩          大同心登攀中のパーティー


大同心ルンゼ

小同心クラック登攀 大同心の基部で登攀具を身につけヘルメットをかぶり、大同心ルンゼをトラバースして肩の取り付きに移動した。1人パーティーが登攀準備をしている最中で、先行のパーティーが終了点でもたついている。ザックがデポしてあったのでどうやらここを懸垂で下ってくるようだ。入門ルートなので遅いのは仕方ないが、同じルートを下降に使われると面倒なことになる。ピッチ数が少なく易しいルートだが、ゲレンデのように使われると後続が困ることになる。

   
2ピッチ目の登攀

40分ほど待って登攀を開始したが、すぐに追いついてしまい。テラスでの待ち時間が多くなった。最終ピッチのチムニーを出たところから懸垂するようなので、そこでピッチを切らずに追い越して頭でピッチを切った。追い越したのはいいが、合図が声も笛も全く通らず、ロープで合図を送った。

   
3ピッチの出だし          3ピッチのチムニー

   
岩屋              最終ピッチ


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2013-6-30Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home