2010年3月21日22日 日出ガ岳(大台ヶ原)尾鷲道 |
■日出ケ岳(大台ヶ原山)2010年3月21日ー22日 No.536 uttyさん、M田くん、rinちゃん、隊長 | ページ1(21日) | ページ2(22日) | ページ3(22日) | 二日目 今日は朝5時30分の出発と決めたのだが、目が覚をさましてみると5時を過ぎていた。慌ててお湯を沸かし、スープとパンで簡単に食事を済ませた。出発を急いだが予定よりも少し遅れて、5時40分にマブシ嶺を向かって出発した。日の出は6時なので、ご来光を拝むには急がなければならない。昨夜は氷点下以下に冷え込んだようで、ダウンを着込んで出発したが、マブシ嶺の登りにかかってもなかなか体が温まらない。 マブシ嶺 息を切らせて登ったが、すでに太陽は水平線の上に昇ってしまっていた。しかし朝焼けがまだ残っていたので、何とか日の出を撮影できた。何事も早い目の行動が大切だと戒める。しばらく日の出の景色を楽しみ大台ヶ原に向かうことにした。マブシ嶺1410.96mだが、点名は「雷峠1」で、住所は「尾鷲市大字相賀字二ノ俣1307」三等三角点で点の記はない。この地域に点名「雷峠2」があるが、坂本貯水池の南方だ。 P1362付近 マブシ嶺からP1362までは痩せ尾根が続き展望もよい。国土地理院の地形図を見ると稜線の西側にトラバース気味にルートが付けられているようだが、今回は展望を重視し、尾根芯を歩いた。所々に倒木は見られるが、歩きにくさは感じなかった。また、シロヤシオ、シャクナゲ、アケボノツツジが所々で見られ、春の花の時期が楽しみだ。正面に堂倉山と大台ケ原を見て進み、シロヤシオの老木に感心しつつ歩いていたら、ひとつ尾根を間違えてしまった。すぐに修正し本来の登山道に復帰したが、P1362の手前が崩壊していたので再び稜線にもどった。 P1362を過ぎると広がりのある緩やかな尾根になる。水の有無はともかくとして、野営適地といっていいだろう。1泊二日の行程なら、一日目にこの辺りまで進んでおいた方が良さそうだ。もう少し進んで堂倉山周辺まで行くと水はとれると思うが、国立公園の特別地区に入ってしまうので野営地にはできない。 堂倉山 堂倉山が近づくと、小ピークや尾根が絡む複雑な地形になってくる。この辺りの登山道は稜線を通らず、西側のトラバース道となりP1414の南側を通過し、小さな吊り尾根の鞍部から堂倉山の南斜面に入っていく。林床にミヤマシキミを従えたウラジロモミ主体の常緑針葉樹林帯に入り、ブナやミズナラと混成した状態になり、亜高山帯の雰囲気に変わってくる。コースは堂倉山のピークは踏まず、緩やかに登って尾鷲辻に至る。 尾鷲辻 傾斜を揺る山に登っていくと、見覚えのある尾鷲辻の東屋が見えてきた。野営地を5時40分に出発し、約3時間で到着したことになる。標高はすでに1600mで、これからは整備された補導を山頂まで歩く。距離は2kmほどだ。当然だが、木道を歩いているのは我々だけだ。これから山頂を往復するが、この日は誰にも会わなかった。 |
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