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2007年4月21日 馬の背尾根(鈴鹿)

 

馬の背尾根(鈴鹿) 2007年4月21日 No.404 なっきー、りん、justin、じゅんこ、隊長
蒼滝公共駐車場(8:45)〜蒼滝〜ロープウェイ温泉駅〜長石谷〜犬星の滝〜馬の背尾根〜三岳寺〜蒼滝〜ロープウェイ温泉駅〜蒼滝公共駐車場(15:10)
今回は初々しい新人が2名参加し5人のパーティーとなった。南の湿った風が鈴鹿山脈を駆け上がり、朝から山頂付近はガスっぽくてはっきりしない。高気圧が東に遠ざかると共に、お天気も下り坂。最初から山頂を踏まない計画で、花見中心の山歩きとなった。ショウジョウバカマとイワウチワは、花が見頃で、アカヤシオが800m付近で満開。タムシバもよく花をつけていて、今年は樹木の花が期待できそうだ。

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休耕田にピンクの絨毯が広がる。見頃を迎えた蓮華畑の脇に車を駐めて、しばし花を楽しんでみた。ミツバチでも放せば、たくさん蜜を集めてくれそうだ。今日のお天気は下り坂で、鈴鹿の山並みがガスに煙っている。こんな日は展望を捨てて、花見に専念すべし。

蒼滝公共駐車場に車を入れる。すでに到着していたなっきーさんとりんさんが出迎えてくれる。芽吹き始めた木々に囲まれ、気持ちは、俗世間のしがらみが薄れ、山モードに塗り替えられていく。 藤原には足繁く通っていたが、4月も中盤を過ぎるとここ御在所が面白くなってくる。justinに電話を入れるがまだ鈴鹿あたりでもたついているようだ。少し時間があるので、ぐるっと回って蒼滝を見物してからロープウェイの温泉駅に向かう。


蒼滝


りんちゃん撮影の蒼滝


温泉駅北側の階段を下りたところに、山野草が植えられていた。イカリソウとシュンランが見頃だった。


シュンラン


温泉街の山桜はまだ花をつけていた。

温泉街を花見をしながらゆっくりと歩き、長石谷の登山口に向かう。


まだまだ山桜の花が残っている


堰堤で上の広場でひと休み


イワウチワ

今年もイワウチワがよく咲いていた。

イワウメ科には、イワカガミ属(イワカガミ、オオイワカガミ、ヒメイワカガミ、ヤマイワカガミ)、イワウチワ属(イワウチワ、トクワソウ)、イワウメ属(イワウメ)がある。牧野図鑑では、この科の植物については、イワウメ、イワカガミ、、ヒメイワカガミ、イワウチワが掲載されている。
レッドデータブック三重県:絶滅危惧U類、既知の生育地点数は10以下。日本固有種で、国内では本州中部以北。県内では鈴鹿山脈の北中部と伊賀地域に分布する。

分類は
A 葉は束生し、有柄で鋸歯縁、花冠烈片は細烈
 B 花茎の先端に1花つく。種子には翼がない。

【根茎】
根茎は長く横に走る。
【葉】
根出葉は長い柄を持ち、質が厚く光沢がある。葉は円形で波状の鋸葉をもつ。葉の先はくぼみ基部は心形、長さ幅ともに2.5〜3センチ。
【花】
直立する花柄をのばし、その先に淡紅色の花を1個横向きに開く。花柄の基部には数個のりん片がある。ガク片は5個、花冠はろうと状鐘形。花弁の先は細かく裂ける。おしべ5個。めしべ1個。
果実は卵円形で先の尖ったさく果。

岩の上に生え、葉の形がうちわに似ているところから、この和名がつけられた。

 

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