茶臼山(那須)2004年2月28日(土)

 

那須岳(那須)2004年2月28日 No.252 隊長

大丸温泉(7:30)−那須ロープウェイ駅−峠の茶屋−峰の茶屋跡避難小屋−茶臼岳山頂−峰の茶屋跡避難小屋−朝日岳途中まで(時間切れ)−峰の茶屋跡避難小屋−大丸温泉(14:30)

ページ1 ページ2 ページ3

つくばから日帰りではちょっときついが、明日の天気は下り坂だし、しかも今日の夕方に予定が入ってきたので、チャンスをものにすべく4時に起きて那須に向かった。

 準備をすませて、つくばを出たのが4時30分だった。出がけに門が施錠されていることがわかり慌ててあちらこちら探ってみたら正門が開いていたので、30分遅れで出発できた。目的地までは、東北自動車道を利用し那須ICで降りる手があるが、遠回りになってしまう。常磐道もあるが海岸沿いを走っているので、会津までなら利用できるが、今回は使えない。それで、早朝ということもあり、カーナビを頼りに一般道で、まずは宇都宮を目指し、矢板−那須間は東北自動車道を利用した。北上するにつれて白く輝く山脈が近づいてくる、最初のは日光あがりだろうか、さらにその北に白く輝く大きな山脈が見えてきた。おそらくあれが那須山脈だろう。
 温泉旅館が並ぶ温泉街に入ると、温泉のにおいが車の中にも入ってきた。外気温はマイナス4度だ。除雪はされているが、完全に凍結しており、早出のスキー客が路肩でチェーンを装着していた。雪道や路面の凍結は毎週のように林道で鍛えているので、4WDで滑りを楽しみながら、大丸温泉の駐車場までたどり着いた。見るものすべてが初めてだったので、3時間のドライブもあまり苦にならなかった。


大丸で

 車を降りると一人の登山者が出発するところだった。初めての山だから、そのひとの装備が気になるところだが、ワカンがザックにくくりつけてあったので、やはり雪が深いのかなと思った。上部は岩と氷なので、アイゼンとピッケルは忘れないように、上部は気温がマイナス8くらいが予想できるし、強風銀座とガイドブックにもあるので、ガスも使えないことを予測して、凍り付くものはやめにして、あんパンとカレーパンとテルモスのお湯を準備した。ただ、晴天が予測されるが、非常用のグッズはすべて準備し、積雪が予測されるので、スノーシューをザックに括り付けて出発した。


ロープウェイの山麓駅 冬場はお休み

 トレースを頼りにロープウェイの山麓駅まで歩いた、気温が低いので雪質は良好で、気持ちよく歩ける。雪はしまっているので、スノーシューの出番がなさそうだ。トレースの状態から判断して先行者は2,3人だろうか。確実にトレースを刻んでいるので、この山の経験者だろう。


駅から山頂を見上げる


おそらくこの下には車道があるのだろう


山頂を見上げる

 青空がのぞいているものの、強風のために雪煙が舞っているようだ。樹林をしばらく進むと峠の茶屋の建物が見えてきた。といっても、見えているのは屋根だけだ。夏場はここまでくるまで上がれるようだが、どんな施設が雪に埋もれているのか全く見当がつかない。かろうじて自販機の頭と店の看板が見えている。さすがに東北の山だけあって、積雪も半端じゃない。しかし雪がしっかりと締まっているので、スノーシューの出番がない。


峠の茶屋


朝日岳

 樹林に入ると、樹間から正面に朝日岳が見え隠れし始める。勾配は緩やかで、スノートレッキング気分で、キョロキョロとあたりを見ながら避難小屋を目指す。


神社の鳥居もこんな状態

ページ1 ページ2 ページ3

 

2004_2_28