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■大普賢岳(大峰)  2020年6月16日 No.1291
〜大峰は自然と文化の宝庫、奥駈道で大普賢を周回〜
【行程】
和佐又ヒュッテ下の駐車場7:05〜和佐又コル7:40〜8:45笙の窟9:00〜石ノ鼻9:30〜小普賢〜10:15大普賢1780m10:40〜水太覗11:00〜弥勒岳11:10〜国見岳11:40〜七曜岳12:40〜無双洞13:30〜底無井戸〜大普賢分岐15:10〜コル15:40〜駐車地16:05 累積標高 1490m 距離12.5km 行動時間9h 

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縦走路 大普賢から七曜岳までの縦走は、ブナ、オオイタヤメイゲツ、シロヤシオなどの広葉樹林が美しい。青空が広がったので、エゾハルゼミが一斉に鳴きだした。野鳥も活発に飛び回り鳴いていたが、やはり撮影は難しい。と思っていると、水太覗を過ぎたあたりでシカと遭遇。山に入れば普通に見られるが、人の気配を感じただけで警戒して逃げるのが普通。しかしここのシカは、人には警戒しているようだが、逃げることはなく悠々と笹を食んでいた。奈良のシカはフレンドリーだ。


水太覗から大普賢を振り返る

 

弥勒岳1687m(61番靡)を過ぎると地形が複雑になり、薩摩転び、内侍落とし、稚児止まりと見所が続く。


薩摩転げ付近

稚児泊周辺 苔むした岩と桧、オオモミジなどの巨木があり雰囲気が良く、ちょっとした平地があり、ここが稚児泊なのだろう。「山家集」は、平安末期の歌僧西行法師の歌集。ここで、(行者還、稚児の泊に続きたる宿なり、春の山伏は屏風立と申所を   平かに過ぎんことを難く思ひて、行者、稚児の泊も思ひわづらふなるべし)「屏風にや心を立て思ひけん 行者は還り 稚児は泊りぬ」と歌われた。先ほどの、弥勒岳から稚児泊の区間は、急峻な岩場の斜面の通過がある。現在は頑丈な鎖やハシゴなどが設置されているが、役行者が修行した頃は簡単には通過できなかったのだろう。稚児のように泣くようではここに居ろということか。


オオイタヤメイゲツ


大普賢を振り返る

七曜岳

 

 

無双洞

 

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機材  OLYMPUS E-M1U、E-M5V  12-100mmf2.8pro、Lumix Leica100-400mm