■大普賢岳(大峰) 2020年6月16日 No.1291 |
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| ページ1 | ページ2 | ページ3 |YouTube バージョン 縦走路 大普賢から七曜岳までの縦走は、ブナ、オオイタヤメイゲツ、シロヤシオなどの広葉樹林が美しい。青空が広がったので、エゾハルゼミが一斉に鳴きだした。野鳥も活発に飛び回り鳴いていたが、やはり撮影は難しい。と思っていると、水太覗を過ぎたあたりでシカと遭遇。山に入れば普通に見られるが、人の気配を感じただけで警戒して逃げるのが普通。しかしここのシカは、人には警戒しているようだが、逃げることはなく悠々と笹を食んでいた。奈良のシカはフレンドリーだ。
弥勒岳1687m(61番靡)を過ぎると地形が複雑になり、薩摩転び、内侍落とし、稚児止まりと見所が続く。
稚児泊周辺 苔むした岩と桧、オオモミジなどの巨木があり雰囲気が良く、ちょっとした平地があり、ここが稚児泊なのだろう。「山家集」は、平安末期の歌僧西行法師の歌集。ここで、(行者還、稚児の泊に続きたる宿なり、春の山伏は屏風立と申所を 平かに過ぎんことを難く思ひて、行者、稚児の泊も思ひわづらふなるべし)「屏風にや心を立て思ひけん 行者は還り 稚児は泊りぬ」と歌われた。先ほどの、弥勒岳から稚児泊の区間は、急峻な岩場の斜面の通過がある。現在は頑丈な鎖やハシゴなどが設置されているが、役行者が修行した頃は簡単には通過できなかったのだろう。稚児のように泣くようではここに居ろということか。
七曜岳
無双洞
機材 OLYMPUS E-M1U、E-M5V 12-100mmf2.8pro、Lumix Leica100-400mm | |
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