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■学能堂山(美杉)  2020年6月9日 No.1290
〜梅雨前の晴天に合わせ花と野鳥を見に行った〜
【行程】
杉平7:00〜杉峠〜笹峠〜10:40学能堂山11:40〜杉峠〜杉平13:25 *野鳥、花撮影時間が含まれるのでコースタイムは参考になりません。

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概要 梅雨前の晴天、真夏日となり低山には厳し気候になってきた。低山の草花もほぼ終わりこの時期葉いつもこの山だ。コアジサイが咲き始め、いよいよ梅雨入りだ。山には夏鳥がやってきて、鳥の鳴き声で夏が感じられる。山頂からの展望が売りの山で、ルート的にはあまり面白くない。植林が多いが綺麗な山で、残された尾根の広葉落葉樹林には野鳥が多い。ツツドリ、ホトトギス、カッコウ、キビタキ、オオルリなど夏鳥が活発で、せっせと巣にエサを運ぶコゲラは子育て中のようだった。キビタキの鳴き声をよく聞くようになってきたが、撮影は難しい。

寒暖の差が大きくしかも湿度が高い。体がついて行けず、例年この時期は登山が辛い。もう少し高度を上げていきたいところだが、コロナ自粛で今年は近場の山を掘り下げていこうと思っている。艶やかな高山植物はないが、それぞれの季節の自然は楽しめる。


コアジサイ

山はコアジサイの季節だ。葉の緑と淡紫色の花がマッチしている。華やかさはないがしっとりとして美しい。大きなレンズ2本は重いので、花か鳥かどちらかに絞りたかったが、結局、2本を持参した。いつもの汎用ズーム(12-100mmF4.0)でもいけるが、 質感とボケ味を出そうとすると、明るいレンズにはかなわない。

杉林の林床にはヒトリシズカがびっしりと生えていて、所々にフタリシズカが白い穂を立てていた。


フタリシズカ


枝打ちされた杉林は明るく美しい

ベニバナヤマシャクヤク 今日の本命はこの花。花弁を落としている株もあったが、ギリギリ見頃に間に合った。

 

山頂は、平日にもかかわらず、登山者で賑わっていた。遠望がきて、室生、高見山地の山々が一望できた。陽射しはあるが風が爽やかで、花を見ながら1時間ほど滞在した。

樹木の花は、タンナサワフタギの白い目立った。


タンナサワフタギ ハイノキ科

 


室生山地の大洞山、尼が岳

マユミは赤い実の印象が強いが、花は意外と小さくて地味だ。

 
局ケ岳     マユミ

登山というよりも自然観察会になった。町にはない、花や鳥を観察し表現するのも山歩きの楽しみだ。

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機材  OLYMPUS E-M1U、E-M5V  12-40mmf2.8pro、40-150mm、Lumix Leica100-400mm