■岩木山(青森) 2019年10月2日 No.1245 |
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| ページ1 | ページ2 | イントロダクション8合目までバスを使えば簡単に山頂にたてるが、それでは今回の遠征の意味がなくなる。やはり、由緒正しく神社から山頂を目指した。山頂の標高は1625mだが、登山口の神社は180mで、標高差は1400mを超える。夏日で、登山には厳しい環境となり、小休止で体を冷やしながら登った。8合目から山頂にかけて紅葉は見頃だった。
岩木山 津軽平野に孤立する岩木山は、津軽富士と呼ばれるだけあって、堂々として見事だ。標高が1600mとは思えない存在感がある。弘前の金木に生まれた太宰治は、「弘前から見るといかにも重くどっしりとして、岩木山はやはり弘前のものかもしれないと思う一方、また津軽平野の金木、五所川原、木造あたりからの眺めは岩木山の端正で華奢な姿も忘れられなかった」と書いている。奇しくも翌日、太宰治記念館を訪ねることになった。 岩木山神社 登山口。。。作成中です 山岳信仰の山で、毎年8月1日に「お山参詣」という行事があるようで、多くの人が登拝するようだ。岩木山神社から登る百沢ルートは、お山参詣の表口になっている。
神社の裏手から登るとゴンドラの駅があり、ここまで車で来ることができる。そうすれば良かったなと思ったが、帰路が別になったので、結果として歩きで登ったのが正解だった。
焼止り避難小屋 古びた小屋がぽつんとある。展望が開けていた。ここをすぎると谷ルートになった。谷筋はカエデの紅葉が見頃になっていた。しばらく谷を登っていくと水流があった。
とにかく暑い日になった。 昨日八甲田と気温はほぼ同じようだが、風が少なく息苦しさを感じた。こんな日は無理をせず、小休止を多く入れながら体を冷やしながら登った方が疲労が少ない。谷を詰めていくと展望が開け、紅葉が見られるようになり、徐々に高揚感が高まってきた。 錫杖清水 谷を詰めてたところにあった。手がしびれるくらいの冷たい水が出ていて、たっぷりと飲んでからのペットに水を入れた。ここからひとのぼりで種蒔苗代に到着した。
種蒔苗代 ここまで登っていくと灌木と草付き斜面となりすっきりとして展望も良くなる。山頂が迫り、個々までの登りの苦しさが薄れ、山頂への期待が膨らんできた。
OLYMPUS E-M1 12-100mm | |
2019-10-4Copyright (C) 2019 k.kanamaru. All Rights Reserved. |