■烏帽子岳、三国岳(鈴鹿)〜取材で烏帽子から三国へ縦走、シャクナゲがきれいだった〜 |
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| ページ1 | ページ2 | 県境縦走路 やせ尾根を急降下する。明るく展望のいい尾根で、シャクナゲが多い。日当たりが良いので花はすでに終盤。時山への分岐を見送りアップダウンを繰り返しながら進む。太い尾根ではなく、所々で尾根が痩せ、アップダウンがある。シャクナゲが所々で咲いていた。シャクナゲはやせ尾根を好むようで、シャクナゲがある所は歩きにくい。 鞍部へ下ったところでタカノツメを発見。今晩のおかずに少しいただく。本命はコシアブラだが、今日は尾根通しなので期待は薄い。 三国岳が近づくとブナが現れだした。1000m前後の鈴鹿山系ではブナが生育する下限なので、どこにでもあるわけではない。しかし、ブナのあるところは豊かな森だ。 三国岳の北側のピークでちょうど12時になったので昼食にした。大きなヌタ場ができていた。広々としていてテントでも張れそうだ。 お隣のピークが三国岳だ。急登で三国岳へ。岐阜、滋賀、三重の三県の境だ。白馬の三国境を思い出す。三角点は西にあり標高はここより低い。東隣が最高点。渋い山域なので、誰もいないだろうと思ったが、時山からも鞍掛けからも登山者がやってきた。最高点にはケルンがあるが、これも以前からある。どちらも展望はあまり良くない。 さて次は焼尾山だ。大きく下って登り返す。標高は同じくらいだ。焼尾山と言えばやはりシャクナゲ。烏帽子岳はシャクナゲが知られているが、シャクナゲに関してなら焼尾の方が多いように思う。烏帽子より少し標高が高いのでちょうど見頃だった。 鞍掛峠 今日はゲップが出るほどシャクナゲを見た。今年はもう、他の山に見に行かなくていいだろう。鞍掛峠の地蔵を見て国道に降りた。三重県側は、周回するには車がないと不便だ。朝二台こちらにまわしておいた。タクシー屋さんに聞くと、ちょこちょこ峠まで迎えに行きますよとのこと。トンネル周辺は、御池岳への登山者も多く、京都ナンバーのマイクロバスが待機するなど、賑わっていた。
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