■烏帽子岳、三国岳(鈴鹿)〜取材で烏帽子から三国へ縦走、シャクナゲがきれいだった〜 |
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| ページ1 | ページ2 | プロローグ ルートチェックと写真撮影で、烏帽子岳から三国岳へミニ縦走した。ツツジ科は今年裏年のようで、花の数が少ないがそれでも、シャクナゲが見栄えのする花をたくさんつけていた。湿度が高く出だしからヤマヒルにストーカーされ、被害は3ヒル。大気の透明度は低く撮影に不向きだった。 今年、閉校となった立田小学校裏の林道から入山する。私設の手作り道標がないとわからない。林道を少し進むと真新しい巨大な砂防堤ができていた。険しい谷でもないの、本当にこれが必要かな。 林道がつきると谷を渡り尾根に乗る。足下を見るとヤマヒルが元気に踊っていた。尾根に乗るまでは、民あの注意が足下に注がれた。この場合、後尾を歩いている人の方がつきやすい。私は撮影があり最後尾。目覚めたヤマヒルが向かってくる。人に気配がなぜわかるのだ。黙った歩いていてもすぐに見つかる。赤外線なのかな。残念ながら、撃グッズは持ってこなかった。家には確か、「ヒルさがりのジョニー」だったか、「ヒルまずすすめ」があったのに。 尾根に上がるとヒルの攻撃はなくなった。ミズナラ、カエデ、シデなどの新緑が鮮やかできれいだ。気温はさほど高くはないが、湿度が高いせいか息苦しさを感じる。 尾根が緩やかになると篠立への分岐があった。長楽寺に降りる道だ。咲き出したばかりのイワカガミが色が新鮮できれいだ。生き物は若い方がいい。 途中に休憩を入れたが、1時間半ほどで狗留孫岳に到着した。反射塔があり、広場になっていて展望がいいところだ。アセビの新芽が花のようできれいだ。正面にこれから向かう三国岳が見えている。遠いな。まずは烏帽子だ。 狗留孫岳までで高度を稼いだので、これから烏帽子岳までは緩やかな稜線歩きだ。樹木ではシロヤシオ、ヤマツツジが見られるが、今年のシロヤシオは花付きが悪かった。リョウブの新芽がたくさん出ている。リョウブも山菜として食べられている。ミズナラの多い稜線だが、ブナが育つにはまだ少し標高が足りない。30分ほど歩いて烏帽子岳に到着した。 烏帽子岳はシャクナゲの咲く山として名が知られている。ちょうどシーズンだ。山頂に行くと次から次へと登山者が登ってきた。ほとんどはが岐阜側の時山からだ。三重県側からは我々のみだ。烏帽子岳では物足りないので三国と絡めて周回しているようだ。周回するなら時山からが有利だ。しかし、シャクナゲが多いのは焼尾山周辺で、鞍掛けに抜ける意義がある。
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2017-5-14 Copyright (C) 2017 k.kanamaru. All Rights Reserved. |