■藤原岳&御池岳&鈴北岳(鈴鹿山系) |
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【日時】2017年2月25日26日 【参加】 いそがい、隊長 【レポート番号】1019 |
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二日目 日の出が見たくて4時間に起きて食事の準備をした。霧氷がフライシートにあたりサラサラと音がしている。霧氷が成長するのはうれしいが、どうもガスのようだ。予報では晴れるようだが、少し気温が上がらないとガスも上がらない。とりあえず6時前にテーブルランドの周回に出かけることにした。 奥の平からの展望を期待したがガスで何も見えなかった。とにかく東端へ行けば視界が開けるかもしれないので、真の谷側を歩いていると、ガスが切れだし、東の方が赤らんできた。チャンスはありそうだ。東端に行くとガスが晴れ朝日が上がってくるところだった。ドリーネのあたりで待ち構えたかったがすでに遅い。中途半端な撮影になってしまったことが悔やまれた。自然相手なので、なかなか思うようにならない。 東端へ行くと単独者が一人散策に出てきた。昨日はT字尾根から登ってきたようで、登ったところにテントを設営したようだ。光と影の黄金タイムが過ぎ去ったので、東端から少し戻ってくると内側の方はまだガスがまとわりついていて、青のドリーネのくぼみすら解らない状態だ。撮影をあきらめボタンブチの方へ向かった。するとテントが三張り。ということは我々を含め今週は3パーティーが入ったということ。 ガスが晴れそうもないのでとりあえずテントのある山頂に戻ることにした。ガスは薄くなってきているので、もう少し気温が上がるのを待つしかない。その間にテントを撤収した。撤収が終わった頃に男女のペアが登ってきた。昨日はカタクリ峠にテントを張ったようだ。 山頂を後にすると青空が広がりだした。ドリーネ撮影のチャンスが巡ってきたが、もう一度戻る気にはなれず、鈴北岳に向かうことにした。鈴北岳へ行くということは、鞍掛峠に降りるということ。山頂へ登ってきたペアの話によると、国道はスノーシューが必要だったと言っていたことが気になった。 鈴北岳まで来ると青空が広がり始めた。何度も御池方面を振り返り風景を楽しいだ。 さて鈴北岳からは、県境縦走路で鞍掛峠に下る。雪の状態がいいので快調に峠までは下れたが、本日の核心はその先にあった。峠から国道までの下りだ。夏道なら20分ほどで下れるが、日当たりの良い斜面は雪が緩み、何度も雪を踏み抜きながらの下りになった。 やっと国道まで降りることができたが、冬季閉鎖の国道はガードレールが埋まるほどの積雪があり、しかも雪が緩んでいて、ワカンを装着して下った。山中ではワカンがお荷物になっていたが、まさか国道で使うことになるとは思わなかった。2時間半かかりやっと国道のゲートに到着し、そこからはタクシーを頼んで大貝戸の登山口に戻った。 | ページ1 | ページ2 | |
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