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■灯明山(神島@鳥羽市)
 〜離島の山の取材〜  No.1002
日時:2016年11月19日23日 参加者:隊長、うさぎ

行程:千代崎(5:50)〜近鉄〜鳥羽市営定期船佐田浜(7:40)〜神島港(8:20)〜八代神社〜神島灯台〜灯明山170m〜監的哨〜ニワの浜〜古里の浜〜上島港(11:35)〜佐田浜(12:17)〜近鉄〜千代崎(14:30)

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プロローグ 三重県にある離島の山として、神島の灯明山を紹介するための取材をした。神島といえば、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となったことで知られている。それぞれの時代にキャストを変えて何本かの映画が作られていて、我々の年代ならやはり、山口百恵(初江役)の三浦友和(新治役)になるかな。実際に歩いてみると1時間半くらいで周回でき、コンパクトな印象を受ける。しかし、時計台、洗濯場、八代神社、神島灯台、灯明山、監的哨、トワの浜、古里海岸など見所は多いので、充実度は高かった。今回、灯明山の取材が目的だが、ハイキング色の強い内容となった。

アプローチ 神島へは鳥羽から市営定期船に乗る。料金は大人730円とリーズナブル。定期船は生活の足となっているからだろう。船の速度は速く、和具を経由しても40分で神島に到着する。今回は、7時40分の始発に乗った。

   
神島港               潮騒公園のモニュメント

潮騒公園 船を下りると左手に潮騒公園があり、立派なモニュメントが建っていて、観光の目玉になっている印象を受けた。通りに出るとハイキングルートの案内番が目に入った。周回なのでどちら回りでも良さそうだが、普通に行けば「の」の字回りだろう。

   
案内板                  時計台

島全体が山なので平地は少なく、民家は斜面にそって軒を連ねていた。路地に入るとすぐに階段道になった。毎日の生活が大変そうだ。まず目につくのは時計台の時計。昭和4年に監的哨の記念として作られたそうだ。坂道の途中に水道が引かれる前に使われたた協同洗濯場があったようだが、見逃してしまった。あちこちにツワブキが咲いていた。

   

八代神社 集落のはずれにあった。海の神様「綿津見命」が祀られているようだ。国の重要文化財の「鉄獅噛文金銅象嵌鍬形」「64面銅鏡」が保存されているそうだ。

   

神社を出ると山腹道になり、視界が開け明るい歩道だ。知多半島や伊勢湾が一望できた。緩やかに登って行くと神島灯台が見えてきた。

   

神島灯台 海の難所である伊良子水道を見守ってきた灯台で、「日本の灯台50選」に選出されているそうだ。もちろん展望も良い。

   
神島灯台             ツルソバ

   

灯明山170m さて、山頂は何処だろう。灯明山は名所にも成っていないので、案内のプレートなどはなかったが、灯台から順路の階段を上ったところに踏み跡があったので辿ってみると、電波中継塔にでた。さらに踏み跡を辿ると山頂に出た。雑木林になっていて展望は良くない。二等三角点があった。

   
二等三角点            プレート

監的哨 灯明山からは島の東側になる。日当たりが良くて暖かい。少し下っていくと監的哨跡があった。小さな公園になっていて東屋が作られていた。監的哨は補修されたようで、それほどの古さは感じかかった。旧陸軍が伊良湖から撃つ大砲の試射弾の着弾点を確認するための施設だったようだ。三島由紀夫の小説「潮騒」のクライマックスの場所で有名。屋上からの展望は抜群だ。

   

   
監的哨

      


監的哨跡の屋上からの展望

 


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