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■大洞山&尼ケ岳(室生山地@三重)
〜三重県の山の取材で東海歩道を利用して2山を巡る〜  No.1000 
日時:2016年11月13日 参加者:隊長、うさぎ

スカイランド大洞(8:40)〜展望所(8:55)〜水場(9:35)〜倉骨峠(9:50)〜大タワ(10:05)〜(11:00)尼ケ岳957m(11:20)〜大タワ(11:50)〜倉骨峠(12:05)〜(12:50)大洞山雄岳1013m(13:10)〜大洞山雌岳985m(13:40)〜駐車地(14:15) +-840m  8.6km

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プロローグ 今週末の取材は山域で迷ったが、結局、室生山地を選択した。季節の写真はそのときにしか撮れないので、どうしても取捨選択を強いられる。紅葉は今週800mを切っている。もちろんなんかすれば標高が上がるが、植林の多い山域では季節感を出しにくい。今回、七洞&獅子と天秤にかけて室生山地を選択した。七洞&獅子は来年ということにしよう。天気にも恵まれ、秋が感じられる取材ができた。

アプローチ 今回はルートチェックよりも、スポットでの撮影を優先し、2山を周回することにした。倉骨峠を基点にしても良かったが、前回と少し趣向を変え、スカイランド大洞のキャンプ場をベースにした。シーズンの終わったキャンプ場はこの時期、利用客がいないので閑散としている。規模はそれほど大きくはないが、ケヤキやコナラ、カエデなどの落葉樹林がきれいで、下草が刈られ良く整備されている。広場に出ると、大洞山と尼ケ岳が一望できる。

     
大洞山

     
尼ケ岳               山腹の紅葉

東海自然歩道 車を路肩に駐車し、東海自然歩道に入る。大洞山と尼ケ岳、どちらを先に山頂を踏むかによりルートが違う。大洞山へは最初から直登の急勾配になるので、体を徐々に慣らすために、東海自然歩道歩きからスタートした。

        

倉骨峠までのこの区間は石畳の道が続いている。植林帯が少しあるが、大部分は落葉広葉樹林で、この時期は葉を落とした樹木が多くなり、石畳道は明るくなる。春は、適度な湿り気と陽射しがあるので、春の草本が豊かな所でもある。紅葉はちょうど見頃を迎えていて、というか、これを狙ってきたのだが、ウリハダカエデ、シラキ、ケヤキ、コハウチワカエデ、イヌシデが山腹を彩っていた。

   
シラキ             ウリハダカエデ


東海自然歩道

倉骨峠 倉骨峠からは稜線通しに歩く。尼ケ岳の山腹までは東海自然歩道になっていて、ルートはわかりやすい。ただし稜線通しなので起伏が大きく、丸太や石の階段が整備されている。大部分は植林帯で、尼ケ岳の直下までは趣を欠く。

        
倉骨峠               アキグミ

尼ケ岳の山腹で東海自然歩道から直登ルートが分岐する。ここから落葉樹林に入り明るい雰囲気になる。落葉した木々が多い中、ウリハダカエデが所々で色づいていた。今年は実りが良いようで、カマツカ、コバノガマズミ、アキグミが赤い実をたくさん付けていた。アキグミは口に入れると渋みがあるが、素朴な味がする。

    
カマツカ


カマツカ

尼ケ岳957m ジグザグを刻んで山頂に到着。雲ひとつない秋晴れで、ベンチに座って小休止した。取材はいつも後回しになる山域で、いい季節を外して訪れることが多かったが、今回は、ベストシーズンと天候のチャンスを生かした撮影ができそうだ。標高は1000m近いが、風がないので、暑くもなく、寒くもない。広々とした山頂で見通しがよく、高見山地、青山高原、伊賀盆地が一望できた。

    
尼ケ岳山頂

カマツカもアキグミも、うさぎの好物で、採っては食べ、採っては食べ、隣で野鳥が迷惑そうに見てました。

       

 


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